この話は母からその日に聞いたほかは親子で共有することはなかった。
今年福岡へ帰ってきて父と話していたとき、ふいに父がこのときの話を始めて驚いた。
先日東京へ行ったとき母がこの話をふふふーっと話し始めたのでさらに驚いた。
家族で共有できていたんですね。
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くたびれ はてこのことを語る
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わたしは翌朝この話を聞いて学校へ行った。
そして学校から帰ってきてから、その日からたちの林向こうの家に住む年老いた母と若い娘が交通事故で亡くなったという話を聞いた。
おしまい。
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母は心底恐くなってカーテンをそーーっと閉めた。
そしてどこに隠れたらいいのかわからないまま壁に背をつけて部屋の中をじりじりと移動した。
水音はけっこう長い間続いていたらしい。父の帰宅は深夜になった。
父を乗せたタクシーの音が聞こえてきたとき、母はようやくほっとして玄関へ急いだ。
そしてすっかり泥酔状態の父に池から不審な音がすることを話した。
父はわかったのか、わかっていないのかわからない様子で呂律もまわらなかったが
「おまえは家に入っていろ」
と母に言って、一人で外へ出て行った。
それから父は池の向こう、塀を挟んだ通りの向こうにある…[全文を見る]
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からたちの話
この話は母が体験した翌朝に話してくれたので今回特に詳しくは聞かなかったけれど話題に上った。
当時母はかなりびびっていたんだけれど、今回やっぱりふふふふふ!と笑いながら話していた。
これは不思議な話というか、もうはっきり恐い話の類なのでこれから眠ろうという人は読まないほうがいいかも。
ある晩母はいつものように子どもたちを寝かせてテレビを見ながら父の帰りを待っていた。
すると庭の池から何か水音が聞こえてくることに気づいた。
柄杓で水の表をさーっとなでて水しぶきをあげるような音で、母の口調を借りると「カラカラカラカラ」とい…[全文を見る]
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犬の話2
「こないだお友だちと○○温泉に行ったときにね、露天風呂に入ったのよ。そしたら向こうのほうに有名な橋が見えるの。それでママお風呂に入りながらその橋を見てたら、橋の上を大きくて真っ白な、輝くような犬が走って渡ってたの」
ジョリイみたいなやつか。ここまで聞いてすでに嫌な予感。
「それでお友だちに、『見てみて、あそこに犬がいるわよ』って言ったんだけど、みんな見えないの。『あそこよ、あそこ。ほら大きな白い犬がいるじゃない』って言うんだけど、見えないの。でも後から考えたら距離がおかしいのよね。そんなところに犬がいたって見えるわけないのよ。ずーーっと向こうの方なんだもの」
やっぱりな。
しかしママンはなぜこの話を「考えたら今日は土曜日だから銀行はお休みなのよね」くらいの調子で話すのか。
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犬の話。これははてこの弟の体験
「あの子も昔からよくいろんなものを見てたでしょう。昔朝早く友達と釣りに出かけたことがあったのよ、自転車で。それで川べりを自転車で走ってたら、向こうから大きくて真っ白な犬がまっすぐあの子の方へ駆けてきたんですって。あの子は『ぶつかる!』って思ってブレーキをかけて、ぎゅっと目をつぶったんだけど、何もぶつかって来なかったんだって」
弟の話では特に笑わないママン。
「それで『あれ?』と思って目を開けてたら、何もいなかったんだって。あの子は友達に『いま白い犬がおったよね?』って聞いたんだけど、友達はすぐ後ろにいたのに、何も見てなかったんだって」
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この話をあとでわたしから聞いたもちおはしばらく黙っていた。
「どうしたの」
「俺、結婚する前にそういう経験したことあったかな、と思って」
「それで?」
「いや、ないからさ。『父家と母家は大概だな』って思って」
今日のダンナに何度か書いたけれど、もちおは結婚したあと何度かエニグマな体験をしている。
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旅館の話2
「それからね、やっぱりどこか山の中を夜遅く家族で走ってたときよ。どこだったかしら? 山の上のほうにね、潰れちゃった旅館があったの。廃墟になっててね。それが下の道を走ってる車から見えたのよ。そしたらパパがね、『あそこにいま電気が点いたら面白いだろうな』って言ったの、ふざけて」
プロポーズの言葉を思い出すかのようにいたずらっぽく微笑むママン。
「そしたらパッ!と電気が点いたのよ、その旅館の窓に!」
うれしさ爆発。
「もうパパもママも黙ーって、まっすぐ前を見て、いっそいでそこを通り過ぎたわよ。二度とその話はしなかった。本当に恐いことはお互い話あったりできないのよねえ。いつかパパに聞いてご覧なさい、きっと覚えてるから。なんだかあの人そういうことしょっちゅうあったわよねえ」
ママンったらなにほのぼのしてるのよ。
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もったいぶるわけではないのですが、あのおかんの口調と笑い声なしにこの気味の悪さが伝わるかどうか自信がない。
旅館の話
「昔パパと一緒に子どもたちを連れて香川に行ったのよ。あの人いつも計画も何もなしに急に言い出すでしょ。もうすっかり暗くなったのに泊まるところがなくってね、山の中を車でどんどんどんどん進んでいったのよ。そしたら林の右手が崖になってて、その下の方に旅館があったの。大きな旅館が。電気も点いててね。それで子どもたちを車に残して二人で斜面を降りて行ったのよ。ほんとに大きな旅館だったの。ところがお玄関に入ってみたら誰もいない…[全文を見る]
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ママンから聞いたエニグマなオカルト話5本立て、需要はありますかしら。
白い犬の話
白い犬の話2
旅館の話
旅館の話2
からたちの林
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ままんで変換したら魔万と出たなう。
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髪が薄くても背が低くても巨漢でも非力でも低所得でも無職でも借金持ちでもギャンブル狂でも浮気者でも離婚暦ありでも法螺吹きでも絶えることなく恋人を作る人はいる。
ただし人の話をよく聞いていると相手に思わせられて、そこそこ清潔で気が利けば。
というのが、わたしの人生観察による結論です。
この場合の気が利くとは相手が怒っていたり悲しんでいたり恐がっていたりすることに言われなくても気がつくこと、その状態を改善する手段を見つけ出せることを指します。
そこさえ押さえていればどんなに腹黒くて血も涙もない人でも大丈夫、意中の相手とは限りませんが、お付き合いする相手には事欠きません。
具体的な点については有吉行弘の著書を指南書にするといいと思います。
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義妹は初めて会ったときまだ十代で、個人作家さんが作る大量生産でないお人形のような、なんともかわいらしいお嬢さんだった。
その後ハードな仕事に就き、お家を出たい甘ったれな母に粘着されまくり、その面倒を見まくってあまりよいコンディションではなかった。
あのかわいい義妹ちゃんが!
「ちょっと姑子ー、義妹に粘着するのやめなよー」と会うたびぶーぶー言うも友達親子を諦めない姑。
友達だってそんなに入り浸ってたら窒息する。ていうか娘だからこそ受け入れてる。
でも嫁のせいでもちおもすっかりおかしくなってぐすんぐすん、みたいに姑が言うともちろん義妹は…[全文を見る]
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家を出るときまだトマトが熱々だったので、油につけたまま常温で放置すること4日。
ちょっと心配だったけれど傷むこともなかった。いいね、いいね。
きゅうりも板摺りして切って梅酢と一緒に冷蔵しておいたら大丈夫だった。
まとめ買いと作り起きの両輪で食費の燃費をよくするさくせん。
先週は産直販売所まで野菜と肉をまとめ買いしてきたのに家にほとんどいられなかったから怖かった。
旅先の荷造りより食料の下ごしらえで頭がいっぱいであった。
おかげで冷蔵庫の中はあとは食べるだけの食料で潤っている。夏篭りのじゅんびばんたん。
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ミニトマトを半分に切って塩を振り、5~6時間天日に干して110℃のオーブンで90分焼き、ローリエを入れたオリーブオイルに漬ける。
と本で読んだんだけど、出かける直前だったので1時間干して1時間焼いてローリエ入りなたね油に漬けた。
でも美味しい。使い勝手もいい。皮が気になる人は食べるときにつるっと剥けるのでそれもいいと思う。
数日家を空けて帰ってきたらミニトマトが全滅という事態を回避できて大喜び。
これからは臆することなくまとめ買いしよう。
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姑は長女で儀叔父は末っ子。妻は10歳年下。もしかしたらはてこより若い。
もちおにとっても叔父というより従兄弟のような存在みたいで、同年代キター!!って感覚だったのかも。
でも初対面で共有し難い話題だと思うんだけれど、どうかしら。
と思いながらJAL全盛期のスチュワーデスみたいにニコニコしていた。だって鬼女だから。
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「子どもいないのかあ。でも孫はやっぱり(ry」
「うんでも儀弟くんのところに二人いますからね。そうだ、動画まだ見てませんよね?」
「あ、孫は儀弟んところにいるのか、そうか」
「もう儀父さんすーごいめろめろですよ~。ほら、これがこないだ会ったときの動画です」
「ふーん・・・そうだな、あと二人結婚してないんだしね」
動画見ろよ。
「そうかそうか、まだ結婚してないんだったなあ。儀妹ちゃん、結婚まだ?」
「・・・?!」
とつぜん踏み込まれて驚く儀妹。
「楽しみにしてるよ~?」
この人葬式の最中はもっとハイテンションになって麦踏の勢いで地雷踏みまくってたんだろうな。
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「子どもは?」
「いいえ」
一瞬凍りつく姑、儀妹。
「子ども、まだなの? へえ、子どもいないんだ? なんで?」
寒さに強い儀叔父。
「わたしの体が弱いので・・・」
「でもがんばればまだいけるんでしょ?」
おまえんところもまだなんだからおまえんちの心配しろよ。
「いやでもさ、ちょうどいいタイミングで作るのって難しいよね!」
身体弱いって言ってるだろ。夕飯に秋刀魚焼くとかそういう話か。
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姑実家で儀叔父と初対面。
父を亡くしたショックと葬儀の慌しさのせいか変なテンションだった。
「いやあ、悪いね、悪いね、遠いところわざわざ。いやあきれいな奥さんだねえ」
「まあ、ありがとうございます」
「ほんと悪いね。いやあ、きれいな奥さんだねえ」
「いいえ、そんな」
「遠いのに悪いね、ほんと。いやあ、きれいな奥さんだ。もちお、いいねえ」
「・・・たいっへんな、苦労をしていますよ?」
「え?!」
「うん、まあねえ。あ、肯定しちゃいかんね(テヘペロ」
なぜかうれしげに苦笑いをしてうなづいている姑。
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焦らなくてもひとつひとつ片付けていけば、いつかお家はまた片付くのだ、という確かな希望がほしいです。
止まない雨も乾かない洗濯物も片付かない雑紙も記帳しきれない家計簿もないのだと。
/くたびれ はてこ