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Tips:スクワットは、回数を急に増やすと膝を痛める。調子を見ながら少しずつやってみよう。
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カッシアの物語
http://str.president.co.jp/str/book/detail/BK001979/
尊敬する翻訳者高橋啓さんが訳されているということで読んでみた。
三部作の第一部だそうで、ディズニーが映画化するとかしないとかってのも横に置いて、
至極良質の物語。とても現代的で、かつ古典的で、正統派。
訳者あとがきを読んでいただいたほがよさそう。
http://web.me.com/k.t.trans/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E5%95%93%E3%81%AE%E5%8D%81%E5%8B%9D%E6%97%A5%E8%AA%8C/Blog/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC/2011/8/24_%E3%80%8E%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E%E3%80%8F%E3%81%82%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%81%8D.html
続きも、きっと読む。

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『下町ロケット』池井戸 潤
・現在進行形の「プロジェクトX」
・次から次へと降り掛かる難題をクリアする疾走爽快中小企業RPG
・ハラハラするし、じーんとくるし、うるっとなるし、とても面白かったです
・映画化する時は(するでしょうけど)妻は最後まで顔を映さないでほしいな。斜め後ろから撮るとかで、有名な女優さんにそれとわからないように演じてほしい
・映画化するとしたら(するでしょうけど)、どんなちょい役にもいい役者さんを使ってほしいな。少ししか出ない人にも、ちゃんとした役割があって人となりがあるから。

id:dadako
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『エコライフ&スローライフのための愉しい非電化』藤村靖之(著) 洋泉社
読んでて、「ああ、あのモンゴルの非電化冷蔵庫の人か!」と。大がかりなものが多いので、家持ちの方でないとできないものが多いけれど、考え方のアイデアになる部分は大きいと思う。手巻きラジオと白金カイロほしい。あと、非電化洗濯機の実物が見てみたい。リープ・フロッグは以前から感じていた・考えてたことに近いので、呼び名がわかってよかった。

『図説 英国レディの世界』岩田託子・川端有子(著) 河出書房新社
英訳タイトル“The World Upstairs in the Victorian Household--The Mak…[全文を見る]

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小林光恵著「限りなくキョウダイに近いフウフ」

出会いから恋愛次期を経て、兄妹のように近しくなってしまった夫婦がその実態通り兄妹になろうとする話。

それぞれの葛藤とその行動によって立つ波風。

私が、やたらと二人の前に現れて助言(と言う名の余計なお世話)や苦言(と言う名の言いがかり)をしていく周囲の人間にイライラしてしまったのは、その助言&苦言が八つ当たりとしか思えなかった、と言うのが1つ。

それとやっぱり、個人的な関係を他人がわかったつもりになって何か言うことは出来ない、と言う思いがあるから。

元々「結婚=幸せ」「結婚はするべきも…[全文を見る]

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『シルエット』島本理生

本気で好きだった人は一生忘れられないんだよね。
いま大事な人が居てもふとした瞬間に気持ちが引き戻される。
昔の恋愛を受け入れて今の恋愛を大事に出来たら、素敵。

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『踊る世紀』鈴木晶(著) 新書館
長年読んでみたかった本。この続きのニジンスキーを中心にした部分はすでに数年前に読んでいる。
現代バレエの始まりといえるバレエ・リュスが生まれるまでの、ロシアを主軸においたバレエの歴史。
古典主義→ロマン主義→クラシック→スタニフラフスキー的リアリズム→オリエンタリズムの流行やモダンダンスの影響と関係あたりの変遷が、その時代時代のロシア帝室・ロシア社会と絡まり合い、とてもおもしろい。
なんでロマンティック・チュチュ、クラシック・チュチュと呼ぶのかに今さら気づいたりして。
『ペトルーシュカ』好きなのだけど、これに詳しく触れられていておもしろかった。Mr.Quin読んだのと同時にこの本を読んだのも縁かも。

id:dadako
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全然違うんだけど、諸星大二郎の『不安の立像』も思い出したです。

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The Mysterious Mr. Quin by Agatha Christie
くわどらさんのオススメだったんで手に取ったんだけど、最後あまりのことにショックが大きかった。何度かsecond handという言葉が気になってはいたんだけど、確かに。
ジョナサン・キャロルや山岸凉子や西澤保彦の暗いやつとかにはまるわたしには、確かにおおはまりだったのではあるのですが。
オブザーバーは人生に復讐されるのね。

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「窓の魚」西加奈子

西加奈子さんの小説はあったかくて好きだけど、これは歪んだ愛情のお話でした。
四人の登場人物の目線で同じ1日の出来事が書かれています。
違う目線で読んでいくごとに段々四人がただの仲良しカップルたちじゃないことがわかり…なんだか悲しいかんじでした。
これからもずっとこの四人は歪んだ愛情で生きてゆくのかしら。

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布団部に再入団してぬくっくぬくで読みました!
カルロス・バルマセーダ『ブエノスアイレス食堂』
 
・ガエル君が主演した映画「ブエノスアイレスの夜/PRIVATE LIVES」が大好物
 という方なら狂喜乱舞してお召し上がりいただける一冊。
 アタクシも主人公セサル=ガエル君を妄想して官能読了。
・アルゼンチン・ノワール(ノヴェラ・ネグラ)はアルゼンチン黒歴史が現代まで続くため、
 時代感覚が身近。(「ブエノスアイレスの夜」も同様)
 アツアツで提供されるので
 「こうしてる今にも、もしかして起きているかも」とゾゾゾ度アップ。
・そんな血の歴史を長く追う…[全文を見る]

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『夜の蝉』北村薫

久しぶりに再読。相変わらず上品な言葉づかいは読んでるこちらまでハイソな気分になれるざーますのよ。をほほ。

有井諸九の「朧夜の底を行くなり雁の声」にまつわるエピソードは、今思うと俳句やら短歌を好んで読むようになった最初のきっかけかも。面白かったんだもの、その解説が。
やっぱり「それがどうして面白いのか」を解説してくれる人がいるのといないのとでは食いつきが全然違うもんね。

――はるか天空の雁の声を《底を行く》といい、更にその上の夜の無限を示すというのは恐ろしいような感覚だ。そしてその夜は朧に霞む白い夜なのである。

ってな感じでねぇ。「何事も先達はあらまほしきことなり」ってやつですね。いやちょっと違うか。

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『ツレがうつになりまして。』
『その後のツレがうつになりまして。』
 
映画を観に行ったあとダーリンが緊急購入して一気読みして
「これは読んでおきなさい」と宿題として渡されてたのを
「どうせこれから再入団するんでしょ」とくやしがるダーリンの言いつけどおり
朝寝しながら。
 
宿題が終わったのでひきつづき『ブエノスアイレス食堂』が読みたいけど
そろそろさすがに退団のお時間です。おはよう

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『情事の終り』グレアム・グリーン(著) 田中西二郎(訳) 新潮文庫
「いま読んでる本」にも書いたけれども、前半で苛立ったのが、第三部でひっくりかえった。このタイトルとこの前半から、まさかこんな、信仰と愛と憎しみについての物語が描き出されるとは思っていなかった。感情が盛り上がってではないと思うが、気づくと泣いていた。
人格のないものを、人間は愛することも憎むこともできない。個人にとって意味のある存在するものとして認識することもできない。信仰の対象となるものを、自己にとって意味ある個の存在とする、その過程。
シャマランの『サイン』を思い出した。愛そうが憎もうが、その存在を信じていることには変わらない。悔しいことに。

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SOMERSET MAUGHAM'S BEST STORIES  RAIN/RED by SOMERSET MAUGHAM (講談社英語文庫)
グロテスクな2編。モームにとって生きることはしばしばグロテスクそのものに見えたのだろうか。
物語自体は、一見陳腐で先も見えてしまうのだけれど、陳腐であるが故になおいっそう絶望の度合いは深い。
思い出は変わらない。変わらないから、変わることを必至とする人間は、思い出に、変わらないものにしがみつく。
人生はグロテスクなものだと自覚でき、そこから抜け出すことを決意し、実行できる者は幸せだ。
実行できたことを祈る。

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『大転落』 イーヴリン・ウォー(著) 富山太佳夫(訳) 岩波文庫
タイトルは、ユニコーン『大迷惑』みたいなイメージで(笑)
でもこっちはもっとのんきよ、本人。
正座して昆布茶かなんか飲んでたら、あれよあれよという間に座布団の下が坂みたいに傾いて、正座の形のまま地下に運ばれちゃって、でも事態をよく把握しないままぽかんと口をあいてたら、また勝手に上に戻される……みたいな話。ここまで徹底的に巻き込まれ型の主人公も珍しいんでは。
……なんか最後のピーターがちょっとかわいそうだったわ。マジで。アラステアもほんとはピーターみたいだったんかもな。

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“And Then There Were None” by Agatha Christie
だんだんミステリーというよりスリラーになっていく物語。エピローグの出し方がうまいというか、ああ、さすがロマンス作家だなあ。そしてこの犯人像よ。クリスティお得意のタイプだと思う。

『箱の中の書類』 ドロシィ・セイヤーズ(著) 松下祥子(訳) ハヤカワ・ポケット・ミステリー
なんか殺したくなるほど嫌な気持ち悪い女が複数出てくる話で、奥歯ぎりぎりかみしめそうに。ぐわああ。
ラストの解決の部分が、化学をろくにやんなかったわたしにはものすごく難しかった。前半の手法は小説ならではなんだけど、ラストの部分だけ、「映像」で見たい。たぶん、すごく劇的でかっこいい。

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西尾維新「傷物語」
なんか読んだことある…と思いつつ、初出見たら、やっぱりパンドラで読んでた。
あとがきにあるように、時系列的には問題ないんだけど、内容忘れてたからなぁ…でも、化があって、アニメもあって、それなりに理解したうえで読むべきと思った。
にしても、つくづく羽川。もう羽川さんでいいじゃない!

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坂口安吾「明治開化 安吾捕物帳」角川文庫
最初のほうは、なんとなく推理モノの体裁だけれど、後半は、殺人をめぐる人情噺という感じ。
人間関係が複雑すぎて、整理しながら読まなきゃいけなかった。アニメで、どう翻案されるか楽しみ。
青空文庫では、もっと話数あるみたいだけど?

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『〈時間SF傑作選〉 ここがウィネトカなら、きみはジュディ』 大森望(編) ハヤカワSF文庫
タイトルが魅惑的で借りた。
解説で書かれてた「時間SF好きの日本人」に漏れず、わたしも時間SF好き。時間SFにはミステリとか舞台裏ものを読むのと同じ感覚がある、ような気がする。
「観察」する感覚。
短編集最後を飾る表題作は、一瞬の決意が、流れすべて、過去も未来も現在も変えてしまい、未知の体験を作り出すことを示していて、とても好きだった。

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「鹿男あをによし」万城目 学
・これ、おもしろい!
・遺跡を歩いているシーンでは古の都の姿がふっと浮かぶ。実際に歩いたら、こんなふうに風を受けて、こんなふうに空を見上げて、こんなふうに昔に想いを馳せるのかなぁって。
・ことの始まりを知って、すごく幸せな気持ちになりました。そうだったのー…っていうかんじです。

ネタバレはスタコメに。