『大転落』 イーヴリン・ウォー(著) 富山太佳夫(訳) 岩波文庫
タイトルは、ユニコーン『大迷惑』みたいなイメージで(笑)
でもこっちはもっとのんきよ、本人。
正座して昆布茶かなんか飲んでたら、あれよあれよという間に座布団の下が坂みたいに傾いて、正座の形のまま地下に運ばれちゃって、でも事態をよく把握しないままぽかんと口をあいてたら、また勝手に上に戻される……みたいな話。ここまで徹底的に巻き込まれ型の主人公も珍しいんでは。
……なんか最後のピーターがちょっとかわいそうだったわ。マジで。アラステアもほんとはピーターみたいだったんかもな。
