『踊る世紀』鈴木晶(著) 新書館
長年読んでみたかった本。この続きのニジンスキーを中心にした部分はすでに数年前に読んでいる。
現代バレエの始まりといえるバレエ・リュスが生まれるまでの、ロシアを主軸においたバレエの歴史。
古典主義→ロマン主義→クラシック→スタニフラフスキー的リアリズム→オリエンタリズムの流行やモダンダンスの影響と関係あたりの変遷が、その時代時代のロシア帝室・ロシア社会と絡まり合い、とてもおもしろい。
なんでロマンティック・チュチュ、クラシック・チュチュと呼ぶのかに今さら気づいたりして。
『ペトルーシュカ』好きなのだけど、これに詳しく触れられていておもしろかった。Mr.Quin読んだのと同時にこの本を読んだのも縁かも。
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