お話しするにはログインしてください。

|

Tips:行頭を - で始めると箇条書きに、+ で始めると序数付きの箇条書きになる。
id:dadako
読了のことを語る

Sad Cypress by Agatha Christie
真っ赤なニシンにしっかりひっかかったー!まさに、ポワロの挙げたののもうひとりの方だと思ってた。個人的に良かったんだか悪かったんだか。
ラスト近くの車での二人の会話がいちいちすごくよかった。クリスティ本人の人生と少し重ねて考えてもみたり。
最後のポワロの言葉が切ない。

id:dadako
読了のことを語る

『ブラウン神父の醜聞』G・K・チェスタトン
ブラウン神父は真に無邪気。無邪気が真実を見つけることに必須、の体現者。

id:dadako
読了のことを語る

あ、『第弐部』です。

id:dadako
読了のことを語る

『泣き虫弱虫諸葛孔明』酒見賢一
最大の貢献は団の体質改善にあったというのが説得力ありすぎ。それと、カリスマ(殿)はキャッチーな名言思いつきすぎ。
このままいくと思いっきり脱線して平行世界に飛んじゃうんじゃないかと読みながらはらはらしてる。歴史小説ってこういうもんだっけ?

id:dadako
読了のことを語る

『毛沢東のバレエダンサー』リー・ツンシン
こういうの読むと、政治って人間の寿命よりもはるかに短いんだなあとあらためて思う。映画も見たい。
 
『THE MAN IN THE BROWN SUIT』Agatha Christie
ノンシリーズもの。かなりロマンスより。というか途中で「え!?」って言っちゃったくらい謎解きがあるのになぜ読後の印象がミステリーよりのハーレク(ry もっぺん読むかも。

id:dadako
読了のことを語る
isbn:9784152090
Ads by Amazon.co.jp

737
ピュア、イノセント、ヘルシー、ポジティブ、リアリティ等々の「常識的にプラスにカウントされるもの」への信奉が信仰に近くなってくると世界はグロテスクになっていくのだなあと。宗教でないだけにかえってたち悪かったり。
中心にも周縁にもいられないことの理解されなさ、孤立無援さ。寓話でなければ耐えられないかも。

id:dadako
読了のことを語る

『死体をどうぞ』ドロシー・L・セイヤーズ
イギリスの饒舌お笑い文学みたいなのが楽しめる人にはたまらんと思う。まっこうから暗号解読法に一章さいたりしてるのにラストがこれって!いやもちろんこれに信憑性を与えるための伏線のはりかたは見事なのだけど(だからこその「これって!」感)
なんかセイヤーズが『アクロイド殺し』はフェアだし有りだと言ったの、納得した。

id:dadako
読了のことを語る

‘4.50 FROM PADDINGTON’ by Agatha Christie
読みながら&読み終わって思ったのだけど、もうわたし、クリスティは、少なくともミス・マープルものはミステリーとしては読んでないなあとつくづく感じた。事件の謎よりもミス・マープルという「人間」に興味があって読んでる。
そのせいかLucyとかMrs McGillicuddyとかとのラスト近くの会話がかなり印象的だった。

id:dadako
読了のことを語る

『木でできた海』 ジョナサン・キャロル(著)
読み終わってから目次写してて笑いそうになった。まったく内容の想像がつかないフレーズばかり。
推理文庫に入っているのだが、これってはたしてミステリーでしょうか(笑) それでも出版してもらえるだけで感謝もの。

id:dadako
読了のことを語る

Wenny has wings (by Janet Lee Carery)
途中まではけっこう斜め視線で読んでたんだけども、ラスト近づくにつれてすごい泣きそうになった。
自分だけ生き残っちゃったって感じながら家族の中で生きてかなきゃいけないこどもはしんどい。忘れられない思い出したくない、が、忘れない思い出して語りあえる、になるまでの話。

id:dadako
読了のことを語る

『Why didn't they ask Evans?』Agatha Chritie
クリスティは基本がロマンス作家なのでこの人たちが最後こうなるにはこっちのこれとあれが邪魔なのでつまり……などと考えてしまって、トリック以前に犯人がわかってしまうというアレな結果に(^_^;)。ノン・シリーズだから特にね。まあいんだけど。そんでもタイトルひとつで最後までひっぱる力はすごい。

『憑かれた鏡  エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談』ゴーリー編
好きだったのは『八月の炎暑』『豪州からの客』『判事の家』『古代文字の秘法』
ゴーリーの扉絵が好きだったのは『八月の炎暑』『十三本目の木』…[全文を見る]

id:ckagami
読了のことを語る
asin:4393332695
Ads by Amazon.co.jp

ぎゃー一回書いた感想全部消えたー
 
気を取り直し。
「結婚式のために建てられた」「信者のいない」「教会のようなもの」を「結婚式教会」として、思想史・風俗史・ジェンダー(ちょっとだけ)・「本物の」教会との比較・ブライダル産業の歴史・キリスト教受容史(「キリスト教そのものを受容したクリスチャンの歴史」というより「キリスト教的なものの断片を受容した日本人の歴史」)、そしてなにより建築史的視点から論じた本。
 
「結婚式教会」はゴシックっぽいもの・「なんちゃってポストモダン」が多い、という指摘は、建築畑…[全文を見る]

id:dadako
読了のことを語る

『奄美の「借金解決」係長  日本全国の多重債務者の命を救う公務員』 禧久孝一 (光文社 

isbn:9783349759
Ads by Amazon.co.jp

68)
個人の生活苦からの借金事例が多め。著者は市民生活係長として20年で全国からの相談も含め6000件以上の相談に応じているが自殺者は一人も出していない。
奄美方式の特徴は、「法律専門家との密で対等な関係・連携」「多重債務者の積極的な掘り起こし運動」「役所内での連携を密にし、借金解決ではなく生活再建をゴールにおく」「滞納整理室の設定、債務の一元化」など。
平成15年当時、著者が日常業務として当たり前にしてきたことを発表…[全文を見る]

id:dadako
読了のことを語る

『オーウェル小説コレクション パリ・ロンドンどん底生活』(isbn:4794914563)
今なら『大恐慌時代パリ・ロンドン オーウェルのワープア&ホームレス日記』みたいなタイトルになるか。大恐慌時代パリ・ロンドンでの著者オーウェル自身のワープア&ホームレス経験の記録と考察。
同著者の小説『葉蘭を窓辺に飾れ』主人公(インテリ・ワープア)の心情の生々しさの原点とも言えるかも。

id:dadako
読了のことを語る

『非行少年 ランブルフィッシュ』 S.E.ヒントン(コバルト文庫)
いずれどっかで見つけて買う。やっぱ好きだ。
この手の文化圏の言葉は有効期限が短いんで、翻訳は難しいところなんだろうなあと確かに思うが、これ出版当時でも古くさく感じたんではないかという気もする。内容は普遍性あると思うんで、もったいないと思うことしきり。新訳で再出版とか……無理かなーやっぱ(-_-;)
原書をちょっと見てみたいかも。どういうスラングがどんな感じでどのくらい入ってるのか、とか。

id:dadako
読了のことを語る

『タフの方舟 2 天の果実』 ジョージ・R・R・マーティン
二巻に入って微妙に引っかかる部分がでてきつつも、もうちょっとだし、まあ楽しく読み終えて眠りにつこうと思ったら、最後の最後でたたきのめされた!
いま読んでる本に「ぜいたくなようだが視肉はいやだ」云々と書き込んだとき、実は「視肉食べないといけないくらいならわたしはもう一つの手段を選ぶぜ」とも書こうかと一瞬思ったのだけど、「……でも実際に自分があの星のあの文化・社会に生まれ育ってしまってたらそう思えんかもなあ」と思って書くのをやめたのだった。見事にそこを突かれた。
うわあ。考えてしまう。眠れんのか。

id:dadako
読了のことを語る

『カルメン・ドッグ』 キャロル・エムシュウィラー(河出書房新社)
フェミ系SFって言われるんだろうなあこれ。ちょっと納得いかないというか古いなあと思う部分もあるんだけども、ひとつだけ。
これ読んでて、そういや人間=白人男性でそれ以外の動物(人間の女含む)は非・人間でレベルが違うだけ、というのがけっこう「普通」で「当たり前」な考え方、という歴史もあったっけ。『人間の測りまちがい』とか。
獣だの人間だの、ずいぶん恣意的に、つごうよく使われるもんだこと。

id:dadako
読了のことを語る

『スリー・シスターズ・イン・ブラック』 ノーマン・ジルロンド
今舞台やってる『グレイ・ガーデンズ』(の設定)だのテネシー・ウィリアムズの『欲望という名の電車』だの思い出した。
この親族(連続)殺人及び自殺教唆の疑惑を受けている三姉妹、南部の名家の出身なんだよね。
アメリカ南部って田舎なんだね。そしてそこにはそこにしかない社交界がある。そういう社交界内部や親族内部でならば目をつぶられている「公然の秘密」には、けっこう怖い現実が混ざっている(しかも内部では「人聞きが悪い」「理解されがたい」ことを理解していて外部には口をつむることになっていたりする)ことが多々で、この三姉妹ことに長女(おそらくなんらかの精神的疾患を患ってる)が目に余るとしてその社交域から出(され)、外で「今までどおり、ふだんどおり」に動いたら、内外それぞれにどう見られるか、どう語られるか、という話にも読めた。

id:ckagami
読了のことを語る

『源氏物語』って、実は4コマギャグ漫画化したら面白いんじゃ…と
本気で考えたなー。
勘違いDQNイケメン貴公子として徹底的に相対化できそう…

id:ckagami
読了のことを語る

あとは、論文の寄せ集め感があって、各章のつなぎかたが甘い。
新書として出すんならもちっと統一感出して欲しかったなー
 
「略奪」の正当化が、驚くほどレイプ神話的なのも面白かった。
 
やっぱりそこらへんを掘り下げられるのはもちっとジェンダー論的立場の学者かなー。
この方、「フェミニスト」の定義すら間違ってるし。
小嶋菜温子とか参考文献に出てきたけど、彼女の論文ならそっち方面かなあ。