『カルメン・ドッグ』 キャロル・エムシュウィラー(河出書房新社) フェミ系SFって言われるんだろうなあこれ。ちょっと納得いかないというか古いなあと思う部分もあるんだけども、ひとつだけ。 これ読んでて、そういや人間=白人男性でそれ以外の動物(人間の女含む)は非・人間でレベルが違うだけ、というのがけっこう「普通」で「当たり前」な考え方、という歴史もあったっけ。『人間の測りまちがい』とか。 獣だの人間だの、ずいぶん恣意的に、つごうよく使われるもんだこと。