先輩たちがいたころ、図書室にただ遊びに来る人たちが何人かいた。
本は借りない。マニアックな話もしない。
ただ中学生らしい悪ふざけと冗談を言い合ってげらげら笑う。
そして図書室常連組みが企画した遊びにときどき参加する。
その中の一人のことを今朝思い出していた。
その人は、卒業して間もなく進学先でのいじめを苦に亡くなった。
最後に顔を見たのは亡くなる少し前で、彼は商店街アーケードを自転車で走っていた。
すれ違ったとき「あ!」と言ったら「おう!」と手をあげてくれた。
それからすぐに出来たばかりのビルの空き店舗で亡くなった。
写真一枚残ってい…[全文を見る]
常連は図書館ネームを見てすぐにわたしだとわかったと書いていた。
そしてお礼に、自分たちで作っている手書きのフリーペーパーを何部かくれた。
常連先輩らはグインサーガのファンで、イラストつきの二次創作をしていた。
うれしかった。クラスや学年のしばりしがらみのないお友だちが出来た瞬間であった。
それから校内で頻繁な文通が始まった。
先輩はおすすめ童話やファンタジーを教えてくれて、SFや漫画を貸してくれた。
「花とゆめ」から切り取った河原泉の漫画を装丁して特集にしてくれたこともあった。
新井素子や栗本薫を、ミヒャエル・エンデを教えてくれたのは…[全文を見る]
わたしには野望があった。
同じ中学を前年に卒業した兄の図書室SFを制覇の記録を破ろうと思っていたのだった。
SFよりファンタジーや童話がすきだったので、自分はそっちを制覇しようと思った。
それで毎日せっせと図書室へ通い、貸出カードを埋め、分厚くするのを日課にしていた。
そうして通いだすとほかにも分厚い貸出カードを持っている常連が何人かいるのがわかった。
当時図書室の本を借りるには二枚のカードが必要だった。
本についているカードと、個人の名前と学年、クラスを書いたカード。
本についているカードに名前を書き、個人カードに本の名前を書く。
この…[全文を見る]
中学生のとき、休み時間はだいたい図書館にいた。
小学校の6年間でわたしのキャラは周囲に「ああいうものだ」と暗黙の内に容認されていたけれど、
中学では他校の生徒がどっと入ってきて、そこには新しい暗黙のルールがあった。
加えていつも遊んでいた男子たちが突然「女子とは遊ばない」と言い始めた。
渡り鳥が渡りの季節を悟るような、蛍が消灯時間を合わせるような、不思議な力が男子に働き
わたしは弁解の余地なく女子サイドに入れられた。たぶんセーラー服がいけなかった。
男子とは遊べない、女子は新ルールの学級内戦国時代で過酷な勢力争いの途上にあった。
わ…[全文を見る]
月曜日に数か月ぶりに入ったやる気スイッチが、カチッとオフになった気がするんだけど、大丈夫かな。
おばあさまがお降りになりました。
さっそく横になるお子さま。
わたしも横になりたいです。
二人掛けの座席に寝っ転がってゲームをしていたお子さまに、いま乗って来られた小柄なおばあさまが
「ぼくよか」(あなた、いいですか?)
とささやいたらお子さまがさっと起き上がっておばあさまに席を空けました。
おばあさま、スマートですね。
いまね、朝方生活にあこがれてるの。朝方への道を歩んでるの。
今日さ、我が家では珍しく6時台にもちおが帰ってきて7時半にはご飯も終わっててたの。
もちおはベッドで寝転がってタブレットで「デスパレードの妻たち」観てて、お風呂も沸いてたの。
だからわたしは8時までにお風呂から上がって買い物行ーこう!と思ってさっさとお風呂入った。
そしたらそのあともちおと長話して8時半すぎちゃってでもまあ買い物は明日でいいかと思った。
それから変なバイトやってってお客さんからメールが来たの。いま1時半だね。
ボーフムと群馬は何時かな。
お金をいただくことを、もっとほくほく喜びたいです。
先日ヤフードームのショッピングモールをうろうろしてたら
「最近満員満員で満員が当たり前みたいになってるでしょ、
それで調子に乗ったらダメなんだってことを教えてかないとダメなんですよ。
常連を大事にしないとアイドルとしてダメだって気が付かないと」
と、大きな声ですっっっごい偉そうに話している人がいて、
通路を見たら見るからにオタな人らが語り部を取り巻いて頷いていた。
通路表示を見たらHKT48会場通路だった。
一観客にすぎないのに操作してる気分でいっぱいなのがよくわかった。
金払ってやってるんだぞ?いいのか、嫌われても?っていうスタンスなんだな。
perfumeが初武道館ライブを達成したときの動画を見た。
コンサート終了後三人そろって振付師のお姉さんのところへ行って
「ほんまにありがとぅ」「ほんっまにせんせいのおかげじゃあ・・・ありがとぅ」
と生き仏を拝むおばあちゃんさながらに涙を流していた。
この人らはこういう人だから無機質な歌やダンスが続けられるんじゃろうなと思った。
「頑張るけんね。みとってね。」っていう。
はてブって人が書いたものに難癖つけてこれじゃ及第点はやれないなあみたいなことを書く人が多い。
チャットパッドで最近感じる重たさもそれだ。受け身で文句が多い。退屈な王様みたいなの。
ハイクは人を笑わせよう驚かせようと自らお題に食いついていく前向きな人が多いからすき。
そんで面白かったり驚いたりなにか心が動いたら小賢しいこと言わず黙って星をつけるのもすき。
参加型でみんなステージに上がっちゃうシステムになってるのがすき。
母が最近こちらで知り合った女性の方言をとてもかわいらしく思って、
それとってもすてきですよね、と言ったら相手の方はとても怒って
これは標準語だと言い張って険悪な雰囲気になったと話していた。
以前職場に中国人がいて、仕事中中国語を教わっていたんだけど
「あっちのフロアーの中国人は訛っている」
とその人は言っていた。そしてあっちのフロアーの中国人もやはり
「そっちのフロアーの中国人は訛っている」
と言っていた。
こういう場合最終的に決着を着けるのは国営放送のアナウンサーと辞書だと思う。
しかし以前「熊」の発音について友人らと激論になった…[全文を見る]
福岡の方言を取り戻したいと思うんだけど、
博多周辺の人は相手が標準語で話す限り徹底して標準語で答えようとするのでさっぱり取り戻せない。
子供の頃は隣町の方言の違いにも敏感で、隣の市の方言はすでに別物だと思っていた。
たまーーーーーに、お年寄りから方言で何か言われるとものすごく腑に落ちることがあって
これがネイティブランゲージってやつか・・・と思う。訛り懐かし停車場はいずこ。
生家が立ち退きにあって、いまではそこに六本木ヒルズが建っている友人がいた。
土地の権利の関係でヒルズに部屋持ってる。お父さんはヒルズの石碑に名前が入っている。
ドアマンが頭を下げる駐車場で降りて、ヒルズの屋上に入れてもらった。すごかった。
サントリーホールにクラシックコンサート聴きに連れて行ってもらった。緊張した。
でもその人自身は「自転車でいけるからサントリーホールは便利だった」と言っていて、ちっとも気取っていなかった。
テレビ局が近所にあるせいで、ニュース用の取材を受けることもあって
「猛暑で家庭にも問題が、っていう番組用に、夕…[全文を見る]