お話しするにはログインしてください。

|

Tips:同じ「話題」で短い投稿を繰り返すのではなく、前の投稿を編集して追記していくこともできる。
id:skbn
読了のことを語る
4864101523
Ads by Amazon.co.jp

前作は事故直後の警戒区域内を映したものであったが、今作「待ち続ける動物たち」は2011年7月〜年明けまでの、警戒区域内の動物達を捕らえた写真集。生きている動物も映っているが、死体、それもミイラ化したものや食べ尽された後のもの、前足だけ、と言うような写真も多い。生きている動物は、ボランティアによる定期的な餌やり等の尽力によるもの。こんなことがもう、一年も続けられている。生きている事が奇跡、という状況でその生を希望だと言えるようにするのは、私たち人間の役目じゃないのか、と考えさせられる。巻末の20キロ圏内の状況、行政の動き、私たちが出来る具体的ないくつかの事、は必読。

しかし、色々な取り決めだけを読むにつけ思うのは、行政は「いっそ死んでくれた方が諦めがつく」という方向で決着をつけようとしてるのかなあ、って事。

id:skbn
読了のことを語る
4163753001
Ads by Amazon.co.jp

「おいで、一緒に行こう―福島原発20キロ圏内のペットレスキュー」

警戒区域に残された動物保護ボランティアを取材したルポ。保護の動機を母性に結びつけるのは安易ではないか、と気になるが、その筆致は悲惨な現状を訴える、と言うより、そこで起こる事を記録し感想を述べる、という感じなので、その辺りも著者の「感想」だろう。

保護に対する各自の説明できない迷いを、説明できないままに描かれているのが良かった。答えが出されていても、その迷いが見て取れた。

行政とボランティアがなぜ対立してしまうのか、行政は何故、ボランティアの保護を禁止するのか、その辺り、ちゃんと調べたい。

一緒に読みたい物として、下もおすすめ。

4864101027
Ads by Amazon.co.jp

id:a-cup-of-snow
読了のことを語る

「俺に似たひと」平川克美
・60代息子のの80代の父親の介護の1年半の物語
・情景と思索と客観的な事象が、静かに簡潔に紡がれています。
・短いし、文章的には読みやすいです。また数年経ったら読んでみたいと思います。
・ただ、いつか介護をする人が読むといいのか、今介護をしている人が読むといいのか、かつて介護をしていた人が読むのがいいのか、それがわからない。

id:dadako
読了のことを語る

『イタリア民話集(上)』カルヴィーノ(著) 岩波文庫(4003270916)
『疑うということ』ルチャーノ・デ・クレシェンツォ(著) 谷口勇/ジェバンニ・ピアッザ(訳) 而立書房(4880592021)

id:a-cup-of-snow
読了のことを語る

『ナミヤ雑貨店』東野圭吾
すーっと読めるいい話です

id:a-cup-of-snow
読了のことを語る

西條八十「女妖記」
・八十さんは、ほんとにもう…。こういう体験が本になる時代だったってことですねぇ。
・昭和初期の高揚、ロマンティックで、デカダンで。こういう時代は二度とこないだろうなぁ。

id:florentine
読了のことを語る

西崎憲『ゆみに町ガイドブック』
わたしがいろいろ言うより、まずは著者インタビューがあるのでこちらを読んでいただくといいかもと
http://www.sinkan.jp/special/interview/bestsellers38.html
 
とにもかくにも日本語が美しい、惚れ惚れする
こういう一筋縄ではいかない小説が、もっともっと読まれるといいんだけどなあ

id:PlumAdmin
読了のことを語る

『ふたり鷹』
けっきょく買ったんですよ全巻古本で。
本の状態は年数のわりによくてでもたいへんたばこくさくてもとのオーナーの人となりが彷彿されていとをかし。でもくさい。
内容は、まさに昭和の少年漫画ですね。大変楽しんで読みましたが、細部が、もう、いちいち。
セリフ回しなどは当時でさえファンタジーの域だったと思われます。当時はあまり気にしてなかったけど。
<気づき>
・ハンディブレンダーと据え置きフープロの間の違いは、2輪車と4輪車の間の違いと少し似ている

id:tulutulu026
読了のことを語る

『短歌の作り方、教えてください』俵万智×一青窈
俵万智が先生に、一青窈が生徒になっての通信短歌教室。
作中で俵先生も言ってますが、一青さんはいったん五七五七七の定形に収まってしまった歌でも、推敲の段階でざっくざく大胆に改変していくので、先の読めないちょっとしたスリルがありました。
指南役は初めての俵先生と、超感覚的で変化球の宝庫な一青さんが、お互いに四苦八苦しているコミカルさもあって楽しく読めますし、なにか芸術的なものを作り出していく過程での思考の流れみたいなものも見えて興味深かったです。

id:a-cup-of-snow
読了のことを語る

芦原すなお『新・夢十夜』『月夜の晩に火事がいて』
・「新・夢十夜」面白かったです。一篇一篇読むより、ある程度まとめて読んで、夢の世界に入っちゃうのがいいかもしれません。
・「月夜の晩に火事がいて」、ぬめ〜っとした夢描写とポンポン快活な会話部分とが上手く同居していて、読みやすかったです。
・雰囲気ミステリーで、いろいろあるけど自分探しっていうかんじでしょうか。この作家さんは徹底して一人称小説家なのかなぁって思いました。

id:florentine
読了のことを語る

村山由佳『海を抱く BAD KIDS』集英社文庫
 
チョーりあじゅう青春小説
『ダブル・ファンタジー』のどこかで「書けるひとは書けて書けないひとは書けない」みたいなはなしがあって、あれにはもう苦笑するしかなかったんですが、まあ、そういうかんじです、はい
このひと、「お母さん」との葛藤をどっかでちゃんと書いてるのかな、それが気になってるんだけど追ってない

id:florentine
読了のことを語る

ミシェル・ビュートル『心変わり』(清水徹訳)岩波文庫
http://h.hatena.ne.jp/florentine/243608163937387547
 
ローマいきたーーーーい!てなった
タイトルでもう察しがついちゃう内容なんですが、別にそれでいいというかそうじゃないと困るというのか
とりあえず人生で三度ばかしローマにいったことのあるわたしは大満足(だって出てくるのはベルニーニだのミケ様だのボッロミーニだのクロード・ロランだのプッサンだのなんですもん、わたしが愉しまないはずがない!)
たぶん都市論やら文明論やらトポスとかなんたらかんたらの難しいはなしをしないと格好がつかない小…[全文を見る]

id:dadako
読了のことを語る

『恐怖省』グレアム・グリーン(著) 野崎孝(訳) 早川書房
こった構成の4部仕立て。欠落によって不幸にある人間がさらなる欠落によって幸福になり、ばらばらに散らばった欠落を徐々に取り戻していくことによって、不幸も幸福も秘密も嘘も常に抱える、愛と恐怖の両方を知る人間になる話。
最後まで読んで『フラワー・オブ・ライフ』思い出したわ。
スパイ小説の一つとは思うのだけど、この人の書くスパイはどれも、孤独で完結していて、厳しい守秘義務ゆえに本当の私生活は持てない存在。この主人公もその意味で、グリーンの主人公らしいと思う。彼自身はスパイじゃないけれど。

id:florentine
読了のことを語る

マゾッホとサド
ジル・ドゥルーズ 蓮實重彦訳
マゾヒズムはサディズムの裏返しではない。文学史上でも精神分析学でも、不当に歪められきた19世紀オーストリアの作家マゾッホの世界。神話学から、記号学、文化人類学、臨床医学におよぶ今日の広範な知の達成を駆使して、その独創性とすぐれた現代性をあかす。フランス思想の巨星が驚くべき緻密な論理で甦らせたマゾッホ復権の名著。
http://www.shobunsha.co.jp/?p=1080
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
んー
ドゥルーズとわたし、相性悪いのかなあ?(例のあんちおいでぃぷすがわた…[全文を見る]

id:florentine
読了のことを語る

灰と土

アティーク・ラヒーミー 著
関口涼子 訳

ソ連軍の進攻を背景に、村と家族を奪われた父の苦悩をとおして、破壊と混乱のなかに崩れゆくアフガン社会を浮き彫りにする、映像感覚あふれる現代小説。カーブル生まれの小説家・映像作家、ラヒーミーの第一作である本書は、アフガン社会の生の内面とイスラームの倫理を描き出して、大きな話題を呼んだ。20か国で翻訳。http://www.inscript.co.jp/b2/4-900997-08-0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
うーーーーーーーー
内容を言葉にするのが、するには、たぶん、これは……うーん
言葉を絵にすることに…[全文を見る]

id:florentine
読了のことを語る

共依存・からめとる愛-苦しいけれど、離れられない-
父親再生
さよなら、お母さん-墓守娘が決断する時-
 
信田さよ子さんの単著、図書館にあるのはこれで全部よんだことになるんじゃないかな
そういえば、共依存~、が「小説トリッパー」という小説誌に連載されていたこと、ていうのがこう、じぶん的にとても納得がいくというか、共依存やアダルトチルドレンという語その他、つまりは「語り」について、なのだよなあ、と
「世間」とか「普通」とかいうマジョリティのことばと、「わたし」という個人を主体とする「主語の問題」とかいいだすとすぐ大塚英志先生の言説に…[全文を見る]

id:tulutulu026
読了のことを語る

『伯林蝋人形館(ベルリンろうにんぎょうかん)』皆川博子

全体を覆う眩惑的で耽美な空気はやはり皆川博子。
そして最終的には、その耽美な世界は、作中もっともシビアで現実的な一人の女性によって作り上げられたものであることが明かされますが、そうしたドライな着地点を用意してくるところも、とても皆川博子。
まっ白な霧で美しく包まれた底なし沼をのぞき込まされたような読後感。スリリングだわ。

皆川博子といえば、あれだけ話題になった『開かせていただき光栄です』をまだ読んでません。はよ読まなっ。

id:babi1234567890
読了のことを語る
asin:4041003180
Ads by Amazon.co.jp
asin:4041002923
Ads by Amazon.co.jp

たまにこういう我を忘れて読む本に巡り逢えるから読書はやめられない。
まず文章が上手いよね。過剰な飾り気はなくて、あるがままを描いたというような。そして気持ちの良い人達が見せる心ばえが美しいです。
しかし、Wikipediaで見た限りは、結構創作を交えているのね。もちろん、それは物語の瑕疵ではないです。よくもまぁ再構成したものだと思います。

id:babi1234567890
読了のことを語る
id:babi1234567890
読了のことを語る
asin:4062585308
Ads by Amazon.co.jp

一神教・ミノア文明・アレクサンドロス3世・ヒッタイトなど各章ごとにテーマを定め、その外部の存在と古代エジプトの関り合いを描いた本。
通史みたいなものは学べないし、各テーマの掘り下げも紙幅相応ですけれど、こっから色々興味をもって調べたり出来る本かなと思います。特にアメンホテプ4世とヒッタイトは、もっと知りたいですね。