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『ピーナツバター作戦』 ロバート・F・ヤング(著) 桐山芳男(訳) 青心社
自分のもの知らずを反省・赤面することになった短編集。キリスト教モチーフの短編が多め。
『ジョナサンと宇宙クジラ』読んだときとじゃっかんイメージ変わりました。

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「TOUR 1989」
・うーん、時代を書く人なのかなぁ…と思いました。
・やっぱり「お話」の体裁をとったドキュメンタリーのように感じます。
・生々しさを包んでいる何かが独特なのかなぁ?

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「女中譚」中島京子
・「小さいおうち」と設定など似ているところはありますが、こちらの方が生々しく重いです。(どちらがいい悪いではありません)
・ある時代を生きた人のことを書くっていうところは同じ、鋭いなぁって思います。
・お話の形をとったドキュメンタリーみたいです。

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『カーデュラ探偵社』 ジャック・リッチー(著) 駒月雅子ほか(訳) 河出文庫
アナグラムと気づくまでもなく正体の分かる人外、なのに人間よりいっそモラリストな探偵の事件簿。
以前読んだときも感じたが、なんとなく原書にチャレンジしてみたくなる短編を書く人。
ベッド脇にでも置いておいて、寝る前の一服によい感じ(でも『くずかご』だけは悪夢見そうだけど(^^;))。

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ジャン=ミュセル・アダン『物語論 プロップからエーコまで』(白水社)
 
ここでも紹介されてるエーコ先生の『物語における読者』(青土社)を再読しようかと思いました(これは本当に面白かった!)。
ところで。
実は今回いちばんの収穫とは、
ティエリ『メロヴィング王朝史話』(岩波文庫)があると知ったこと!(抄訳だそうだがそれでも嬉しい~v)

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LORD EDGWERE DIES by Agatha Christie (FONTNA/Collins)
何度もスーシェ版ドラマで見てる物語だったのですぐ読めるかと思ったら案外手こずった。こっちもドラマ化にあたって整理されて消え失せてる人物がいるんだなー。大筋はそのままだったけど。
犯人は、これもクリスティらしい犯人かと。最後の章の内容と、それに‘Human Document’なんてタイトルをつけてしまう著者はとても怖い人だ。あいかわらず。

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『ジョナサンと宇宙クジラ』ロバート・F・ヤング(著) 伊藤典夫(編・訳) ハヤカワ文庫
最初、読み始めてこれは気恥ずかしいどうしようと思ったが、『ピネロピへの贈りもの』『雪つぶて』あたりから印象変わりはじめ、『リトル・ドッグ・ゴーン』の主人公の性格設定と物語で、みごとにやられた。スタージョンを思いだした。もっともっと甘いけれども、それでも、孤独な人を書く人だと思った。
脳内イメージは筒井百々子という印象は変わらない。

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『酒楼にて/非攻』 魯迅(著) 藤井省三(訳) 光文社古典新訳文庫
前半四編が現代物、後半四編が故事新編。
立ち位置を定めることに迷いがある、というよりも、立ち位置を定めないようにしていた人という印象が残った。前半四編の女性たちの境遇や変遷と、それに対する主人公や周囲の人間の関心のなさをあからさまに書いている。改革期にとびぬけてもれだす格差。
後半。孔子のからかいっぷりと一方でのその上昇志向へのおそれぶりがあちこちにかいま見える。
もう一度『墨攻』を読みたくなった。墨子は、違う論理で動いている。これをふまえた上で、もう一度読みたい。

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本文の文体と、猫村さんのほしよりこの絵柄が、絶妙にマッチ。
 
とてもピュアでかわいい、現代版赤ずきん。

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『ひとりっ子』 グレッグ・イーガン(著) 山岸真(編・訳) ハヤカワ文庫
イーガンたぶん三冊目。
それぞれの短編の、最終的に行き着いたところ・見させられるものには心が動くのだけれど、そこへ行き着くために選ぶ道筋(手法)が、わたしがふだん選ぶものとはまったく違うので読みづらいのだろうかと今回気づいた。ハードだから、というだけの理由ではなくて。
解説で使われたザッハリッヒ(sachlich)という言葉に膝打った。

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『言の葉の樹』 アーシュラ・K・ル・グィン(著) 小尾芙佐(訳) ハヤカワ文庫
「正史」を持たずにいる文化の記録と保存について。膨大な、些細なメモや文章や、物語や、あらゆる語りを平等に扱い保存することについて。
外部から未知の文化に、どのように接触することがよりよい道なのか。
『ミスター・ピップ』でも強く感じたのだけれど、葬式は、出席者が自分と故人との物語を語り他者と共有することによって、故人の物語を整理し新たな面を知り、死者を思い出の中の生者として、「記憶の世界の物語の人」として生まれ変わらせるためにおこなわれるものなのかもしれない。

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http://b.hatena.ne.jp/entry/www.amazon.co.jp/gp/product/4309709664

『黒檀』が、『黒檀』が……嗚呼、言葉が、ことばがちっとも追いつかない。
凄いとか凄まじいとか、そんなんじゃ、足らない。
今年はこれがイチバンかも。
そりゃあ、レムもキシュもパヴィチもゴンブローヴィチもオオエも途轍もなく面白かったし、プルーストも、ボッティチェリおたくとしちゃタマラン代物であるが(いま2巻よんでるなう! いやもうこれは、ルネサンス美術おたく的には読んでるだけで快感です)、ちょっとこれは譬えようがない。
もちろん、小説じゃないってところで、すいと棚からよけ…[全文を見る]

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バイバイ、ブラックバード
伊坂幸太郎
 
 
 
THE・伊坂ワールド
 
 
死神の精度と似たにおい

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『はなれわざ』 クリスチアナ・ブランド(著) 宇野利泰(訳) ハヤカワ・ミステリ
途中でトリックも犯人も真相も、わかるべきところでわかってしまった。なんかこの話はちょっと好きになれないな。なんだか全体になまぐさいというか。
地中海ツアーを楽しむイギリス人たちという設定の上に50年前の翻訳なので、当時日本ではなじみのあまりないイタリア料理名の日本語表記のしかた及びその訳注がなかなかおもしろかったです。

id:yukee-ane
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大好きです、伊坂幸太郎。
ゴールデンスランバーにハマって、ロケ地巡りに出てしまいました。
 
私は章の名前が思い出せないけれど、孫のカットをする美容師の老婦人の話が好きです。
窓の外の海が見えるようで。 
 
よく言われることですが、伊坂作品は細かなリンクがあるんですよね。
何冊も読んでいくと、いた!とにやにやしてしまいます。

id:dadako
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DEAD MAN'S FOLLY by Agatha Christie
思ったほどオリバー夫人の活躍がなくてちょっと残念。もうこの本の時点でポワロは過去の人扱いされており、警察内部で「だいたいあの人もう年いくつなんだよ」「さあ…?」てな会話がされていておかしかった。
クリスティの描く母親や父親は、かわいそうだなとよく思う。

id:a-cup-of-snow
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「ちいさいおうち」中島京子
・感想を書くとネタバレしちゃうので…。
・読む価値あります。
・美容院で読み飛ばしたのに心が重いです。

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What I Wish I Knew When I Was 20
Tina Seelig
面白かった。面白かったけど。現役の若者が、書かれたものと適度な距離を保つことを知らず、字面どおりに受け取ったらしんどいだろう。勝間さんの本とかでもそうだけど。行間にあるはずの「ただし」部分って若いとわかんないことも多いから。

id:florentine
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大江健三郎『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』(新潮文庫)
 
面白かった~!
『水死』がメチャクチャ超絶技巧でびびったので、とりあえず大江さんをチョボチョボ読み始めている(今まで片手くらいしか読んだことなかった。この夏、『芽むしり仔撃ち』も読んだ。パクられまくってる理由もわかる、骨格のしっかりした、若さある、カッコイイ作品だった)。
で、こちら。
突っ走ってる感じ。32歳くらいかな。これで1967年、か。馬力あるなあ、と。
三島作品との関係も含めて、ゆっくり、でも丁寧に、読んでいこうと思ってるところです。
次は、『みずから我が涙をぬぐいたまう日』だ!
(いつ読み始めるかわからんがw)

id:dadako
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『ミスター・ピップ』 ロイド・ジョーンズ(著) 大友りお(訳) 白水社
ディケンズの『大いなる遺産』を絡めた、ブーゲンヴィル抗争の只中にある島の現実と物語を描いた物語。
初恋の人、永遠の恋人みたいな思い入れのある本とか作家とか、そういうものを持っている人にはたまらない本だと思う。
ひとことにできない。読んでる途中経過はこのあたり↓
http://h.hatena.ne.jp/dadako/9236561346345732633
http://h.hatena.ne.jp/dadako/9236561346345732633
http://h.hatena.ne.jp/dadako/9234098465269461631
http://h.hatena.ne.jp/dadako/9234080881841031661
 
珍しく、強くオススメ。