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読了のことを語る

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『黒檀』が、『黒檀』が……嗚呼、言葉が、ことばがちっとも追いつかない。
凄いとか凄まじいとか、そんなんじゃ、足らない。
今年はこれがイチバンかも。
そりゃあ、レムもキシュもパヴィチもゴンブローヴィチもオオエも途轍もなく面白かったし、プルーストも、ボッティチェリおたくとしちゃタマラン代物であるが(いま2巻よんでるなう! いやもうこれは、ルネサンス美術おたく的には読んでるだけで快感です)、ちょっとこれは譬えようがない。
もちろん、小説じゃないってところで、すいと棚からよけてしまっている感もあるんだけど、ね。つまりはちょっとズルイ判定だとは思うけどさ。でも、しょうがない。
そして、去年の『恋する虜』といい(あれも単なる「小説」と呼ぶにはイロイロとおかしなものだった)、わたしには、いわゆる「フィクション」じゃないものを選びたがる傾向があるのかなあ。
まあ、とにもかくにも、ちょーぜつオススメです!