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島本理生 『よだかの片思い』

ぐぅ……名作。

「顔に痣のある女の子が、諦めていた恋愛をする話」は「容姿コンプレックスと恋愛」という女子にとっての「あるある小説」になりうると思うが、読み終わってみると、絶望してても生きていかなきゃなんないんだ、と踏ん張って踏み出して結果成長していく女の子の話だった。

主人公を産んだ人、育てた人、育む人の描き方がとても丁寧。だから主人公は「自信はない」が卑屈ではない。「理想を持っていいとは思えないけれど信念はある」という主人公は、恋愛して「理想を持ちたい」と願う。そして願ったが故に、成長していく。良かった。いい話だった。

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内館牧子『十二単衣を着た悪魔』

ドラマで、NHKあたりが力入れて作ってくれたドラマ(大河みたいなかんじの)で見たかったなああああ
そしたらわたしきっと大喜びだったに違いない、ていうおはなしでしたまる
(マンガでもいいかも、うん)

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大江健三郎『みずから我が涙をぬぐいたまう日』講談社文芸文庫

夢中で読んだ超絶技巧小説『水死』の冒頭につながる、ていうことで、
じつは長らく積読だったのだけど花うさぎ連載を終えてすぐ読んだ
連載のあいだ、わたしのあたまのなかにはずっとこの本が意識されていて、
というかもっとはっきりいうと「三島」だけど
ということとかをひとさまに伝わるように言語化するのがたいそうむつかしいので早々に諦めて
一読者としてほんとに『水死』が最後の仕事だなんてのはやっぱりゆるせん、この先にすごいのクルだろう、くるはずだから次をぷりーず! という気持ちでいっぱいだとだけ

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宇宙人っぽさはものすごく。
後ろの人が、付き添ってるというより「捕獲してる」感に満ち満ちているところが余計にそういう雰囲気にさせてますよね。

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当時のヨーロッパの人からすれば、日本について想像してみること自体が壮大なファンタジーだったでしょうから、そう考えてみたらなかなか胸躍るものがあるかもしれないです。

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ちっちゃい画面で見てるせいもあるのですが、
「何このリアル・イカ型宇宙人!?」
と。
リトルグレイみたいなああいう。

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『おかしなジパング図版帖』 宮田珠己

まだ日本の詳細がヨーロッパに伝わる前の、断片的情報から伝言ゲーム式にひねり出して描かれた珍妙な国「ジパング」の数々。
どれもツッコミ所満載で抱腹絶倒なことうけあいですが、ぶっちぎりの破壊力なのがこれ↓

……………………………………。
外出する貴婦人とそのお付き。もう言葉がない。

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『悪霊』1〜3 ドストエフスキー(著) 亀山郁夫(訳) 光文社古典新訳文庫
内ゲバ事件としての粗筋だけ追うなら、起起起起起起起起承転結、でした。もしかしたら、ドストエフスキーはラブストーリー耐性がある人じゃないと読めないんじゃないかな(今ごろ)。
皮肉なことに、スタヴローギンに感応する人は多かろうな。彼のようなイケメンで高学歴で金持ちでなくても。
あと、ドストエフスキーのすごい憎悪で、かえってツルゲーネフへの興味が湧いてきた。

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赤木かん子の「この本読んだ?覚えてる?」
子供の頃読んだあの本を探して欲しい、と言うような依頼を受けて本を探す、と言う「本の探偵」赤木かん子が、依頼を受けた本を紹介している本。
知ってる本にも知らない本にも出会えるのが、楽しい。

ついでに、今読んでるのはこっち。

こっちは、かんこ節炸裂、と言うか、結構毒も入っててこれはこれで好き嫌いが別れそう。とくに、日本の児童文学、に対しては結構きついこといってます。
子供の頃、本で読んだ憧れの食べ物、というテーマだと、時代や状況によっては「日本の児童文学」が挙がりにくいのはわかるんだけど、…[全文を見る]

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『厨子家の悪霊』山田風太郎(著) 角川文庫
『厨子家の悪霊』『殺人喜劇MW』『旅の獅子舞』『天誅』『眼中の悪魔』『虚像淫楽』『死者の呼び声』所集、解説が有栖川有栖。
奇想推理小説集。やっぱり医学知識を如実に見せる『眼中の悪魔』と『虚像淫楽』が頭抜けてるかな。象皮病をテーマにした『天誅』に爆笑させられました。ありえん(笑)。

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『ナイフが町に降ってくる』西澤保彦
SFパズラー。ちとパズラー過ぎてすぐにわかっちまったのと、この人の新井素子っぽいところが出過ぎてるのが、わたしには今ひとつ。

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The Myterious Affair at styles by Agatha Christie

isbn:9780062073
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914
クリスティのデビュー作。『アガサの秘密のノート』作者ジョン・カーラムの編集版。編集者のアドバイスで大幅に変更した12章のオリジナルも収録されている。このアドバイスで「名探偵 全員集めて さてといい」のスタイルが確立された。
他のポワロものより読みにくい気もする。

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『小説講座 売れる作家の全技術』大沢在昌
http://www.kadokawa.co.jp/sp/201207-04/

これはとてもよかった☆
なにより、ともかく本を読めたくさん読めって書いてあるのが素晴らしい
この当たり前のことを、言ってほしかったじぶんがいる(さいきんオフでイロイロあってですねw)
「よく読むものがよく書く!」だと心の底からおもうのよねー
読んだから書く、書くから読む、ていうその循環のただなかにいる、
それを意識させてくれない作品をわたしは愛さない、愛せない
とか言いつつ
恥ずかしい話だけど、1月からの読書量が減りすぎててヤヴァすぎるので
今年後半で後れを取り戻さないと、本気でヤバい

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「殿様の通信簿」磯田道史
「君は永遠にそいつらより若い」津村記久子

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「海辺のカフカ」村上春樹

今はただ圧倒されて、「自分にすごく合っている小説でした」としか

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『マリオネット・エンジン』西澤保彦(著) 講談社
SFホラー短編集のはずなのだか、怖くない(笑) この人の推理小説のほうがずっと怖い。
まあ『シュガー・エンドレス』は、糖尿患いが周囲に少なからずいるので、妙な説得力が怖かったです。

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『カオス・シチリア物語 ピランデッロ短編集』ルイジ・ピランデッロ(著) 白崎容子・尾河直哉(訳) 白水社
こないだの光文社新訳古典文庫よりこっちのほうが訳が好みだった。
やっぱこの人の書くもの好きだ。もっと訳されてればいいのになあ。

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『ミュージック・ブレス・ユー!!』津村記久子
・モチヅキ、なんて可愛らしい…。
・何故、私は彼女じゃないのか。彼女たちじゃないのか。
・一人一人、特別な子じゃない。普通の子。だけど、際立って、存在している。そういう季節でもある。でもヒトって本来そういうものなのかも。

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『死海のほとり』遠藤周作
・『ユダによれば』の解説か何かに名前が出ていたので読みました。
・キリスト教とは何かというより、イエスという人はその時代に、過去から現在までの人々に何をしたのかというお話のように思いました。
・四十路を迎えて未だ惑う、惑わされている人の話でもあり、それだけ惑える人生って深い思索の出来るヒトの特権だよねとうらやましくもあり。けど、私はイヤだなとも思い。
・「夜と霧」や「夜と霧の隅で」も再読したくなります。

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『収穫祭』西澤保彦(著) 幻冬社
しばらく遠のいてた西澤保彦祭り(ミニ)開催中。
最後の最後までタイトルわからせないとこやっぱりいい。
この人の話は、欠点もいろいろあるとんだが、一番いいとこは、犯人にしか理解できない道理・理屈・合理性が動機になってるとこだと思う。現実もそんなもんじゃなかろうか。