赤木かん子の「この本読んだ?覚えてる?」
子供の頃読んだあの本を探して欲しい、と言うような依頼を受けて本を探す、と言う「本の探偵」赤木かん子が、依頼を受けた本を紹介している本。
知ってる本にも知らない本にも出会えるのが、楽しい。
ついでに、今読んでるのはこっち。
こっちは、かんこ節炸裂、と言うか、結構毒も入っててこれはこれで好き嫌いが別れそう。とくに、日本の児童文学、に対しては結構きついこといってます。
子供の頃、本で読んだ憧れの食べ物、というテーマだと、時代や状況によっては「日本の児童文学」が挙がりにくいのはわかるんだけど、とはいえ、日本の児童文学、にだって、美味しそうな食べ物や幸せそうな生活描写、はそれなりにあったしねえ。
赤木かんこは、90年代末のオリーブ誌上で書評ページを持っていた。どぅーわちゃらいく、とかの近くにあったりした。(と思う)思春期に読ませたい本、を口語体で上手に紹介していて、私は彼女に姫野カオルコを教えてもらった。