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『やさしい女 白夜』ドストエフスキー(著) 井桁貞義(訳) 講談社文芸文庫
中編二作。前者は繰り返し読む話。後者はストレート、同著者の『貧しい人々』に似てるかな。両方とも映画化されているらしい。しかも後者はマストロヤンニ+ビスコンティ。
『やさしい女』は、一人芝居で見たい語り。

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『月を見つけたチャウラ ピランデッロ短篇集』ピランデッロ(著) 関口英子(訳)
これとても好きだった。もっと読みたい。
解説で取り上げられているウモリズモumorismoは、狂言のユーモア感覚に近いと思った。

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『身代わり』西澤保彦
出てたの知らなくて、やっと読んだ。酔えば酔うほど推理の冴える学生4人組。おそろしかった他人への支配欲と自尊心の物語だったことも『依存』の続作。
タックが帰ってきて、ほんとによかった。

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×上映
○上演

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Three Blind Mice and Other Stories
Agatha Christie
舞台『マウストラップ』日本上映にちなんで読んだ(表題作は『マウストラップ』の小説化)。一緒に収録されてる短編が、ミス・マープルもの、ポワロもの、ミスター・クインものとばらばらで、ある意味お得な一冊かもしれない(笑)。

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「遠い幻影」吉村昭
吉村昭読もうかなと思っていたら、「ステラ」でこの短編集の中の「梅の蕾」を見かけたので。
「梅の蕾」よかったです。端正な作品だと思いました。
その後の作品はしばらく家とか血が扱われた似た印象のものが続き、どうかなぁというかんじで読んでいたのですが、「クルージング」ではっとして、「眼」「遠い幻影」と最後の三編は心を入れ替えて読みました。

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『カラマーゾフの兄弟』光文社古典新訳文庫
ミステリー仕立てとしか知らなかったので、著者序文に出てくる「第一の小説」「第二の小説」二つを足して『カラマーゾフの兄弟』と思いながら読んでいた。しかし途中の訳者あとがきでそうではなく、「第一の小説」=『カラマーゾフの兄弟』、「第二の小説」=続編でこちらが本題(書き始める前に著者死去)と知ってまじめに驚いた。5巻の、訳者による解題を見てもわかるけど、「第二の小説」の存在があらかじめ知らされてるがために、この小説のありかたや読み自体がミステリーになってしまっている。
とてもおもしろかった。ドラマ化にあたって、どうやらイワンが主人公になってるらしいことには、すごく納得です。

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『最果てアーケード』
・マンガみたいだなぁと思っていたらマンガの原作用の書き下ろしだった。
・映画にしてもよさそうだなぁ。お洒落映画館単館上映もの。
・アンティークの箱庭みたいなお話でした。

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『ユダによれば』著者:ヘンリック・パナス
・聖書に描かれたようには死んでいなかった今や高齢のユダが、イエスの真実を求める友人に問われて、書簡によって自分の知る事柄を語るという話です。
・宗教、哲学、歴史に詳しいと、もっともっと面白かったろうと思いますが、その辺疎くても十分面白かったです。
・序の部分でユダに「どの言葉も観念であること」「どの観念も抽象であること」「抽象はその定義からして現実ではない。(略)現実に関する私たちの知識は、現実ならぬ観念の集合なのである」とか「この証言は歴史ではない。(略)すべての人間は虚言者であるからだ…[全文を見る]

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『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』万城目学
・自由=幸せ ではない。マドレーヌは玄三郎と出会って夫人になって、玄三郎がいなくなってもマドレーヌ夫人なんだと思う。
・かのこちゃんが瑞々しい。小学校一年生らしいけれども、読んでいる間は同じ目線で世界が見える。なので、かしまさんが見たかのこちゃんの存在の小ささにはっとした。
・外で読むと泣くから、美容院やドトールへ持っていって読んだりしちゃダメです。

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『遠い水平線』アントニオ・タブッキ(著) 須賀敦子(訳) 白水社
頭の中で映像化された。特にラスト。でもそれも、わたしが見出したいものを見るに過ぎないのだろうけど。
大学時代、卒論をどう書けばいいかわからないと言った友人に、「なぜこの資料とこの資料がつながると思うのか、自分自身がそのつなぎ目だと説明すればいいんじゃないか」と答えたことを思い出した。

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『月3万円ビジネス 非電化・ローカル化・分かち合いで愉しく稼ぐ方法』藤村靖之
以前、同著者の、非電化発明品とその活動に関する本を読んでおもしろかったんで、図書館に予約いれといたのがやっと来た。ほぼ一年くらい経ったか。正直忘れとったわ。
これからのビジネスの方向についてまったく同意見。
なんか魚柄仁之介と同じタイプだと思う。対談させたらおもしろいかも。

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『書きたがる脳 言語と創造性の科学』アリス・W・フラハティ(著)
タイトル借り。ハイパー・グラフィア、ライターズ・ブロックが精神病や脳の機能とどのように関わるか、など。
そういや読んでなかったオリヴァー・サックス。『脳の中の幽霊』も忘れていた。読まなきゃ。

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The Golden Ball and Other stories by Agatha Christie
クリスティの、ロマンスよりのものとオカルト・ホラーものの短編集。
クリスティもオカルトを書いてたんだ。ミステリーでもそれっぽい雰囲気のはあったけど、本格的にそっちのがあるとは知らなんだ。
Next To A Dogは、単純とはいえとてもいい話なのに、途中で勝手に一人芝居モード北島マヤで脳内映像化されてしまい、はまって困った。

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「ユダとは誰か―原始キリスト教と『ユダの福音書』の中のユダ」荒井献
・聖書の基本知識がないので、どこで常識を覆されたらいいのかわかりませんが、それでも「ふーむ、なるほど」と思います。
・各福音書が著された時代背景、教会、著者の立場によって変化するユダ像というのが読みどころの一つなのですが、amazonさんにある「原始キリスト教のどのような思想的・政治的ダイナミックスが隠されているのだろうか。 」のような煽るかんじはなくて、丁寧で冷静なかんじです。
・新たに公開された「ユダの福音書」の内容と、その性質についても書いてあります。
・素人考えで…[全文を見る]

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Partners in crime
by Agatha Christie
トミーとタペンスも好きだけど、実はアルバートがお気に入りだったりする(笑)
推理小説界では有名な名探偵もののパロディ満載で、そこにはちょっと追いつけんかったかな。
おしどり探偵のシリーズは、長編ではそうでもないが、短編集はクリスティが時々やる超人ものっぽい。
『ビッグ4』はこっちのシリーズでもよかったのかもしれない。ただ二人ともヘイスティングよりできるからなあ。

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『太陽の塔』
森見 登美彦

青春小説を読んでて、嘘くささを感じなかったのは初めて。
それはそれでいかがなものかわたしよ。

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「一日江戸人」杉浦 日向子著
江戸に暮らした人々の様子については、いろいろ見解があるようですが、こちらは「なんだかんだいって幸せに生き(る術を持っ)ていた」っていうかんじでしょうか。
宵越しの金は持たない、てやんでぃな江戸っ子自体生息数が少なかった。だから、江戸っ子スタイルで生きていけたっていうのもあるんでしょうか。
面白かったので、もうちょっと情報量が多くて深いのが読んでみたいです。

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星野源「そして生活はつづく」

星野さん初のエッセイ集。
装丁は私の敬愛するクラフト・エヴィング商會です。

読み出したら、穂村弘さんみたいな雰囲気だった。
色々ダメなんだけど、自分大好きで、ひとりでいるのも好きで、でもやっぱり他人のことももう少し考えなきゃなあ〜・・・とか思っていたりする。

三人で歩いていると、いつの間にかひとりになっているとか、グループでいる時にもひとりを感じるとか、激しく共感するわー。
別に私はひとりっ子でもないのにね。

あんた生活がきらいだったもんね、と指摘するお母さんはなかなかユニークだとは思いますがw

小田扉氏の漫画が入ってたのには驚いた。その違和感のなさといったら。

星野さんには早く元気になってもらって、またおバカなフリして泣かせて欲しいものです(^ω^)

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単行本で読んだ辺りにどれだけ積んでたかわかりますね。
装丁は文庫のほうがすき