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恩田陸『きのうの世界』
クライマックスのバカでかいっつーかバカそのものなスケール感と爽快感は異常
こういう話はチマチマ読み進めても仕方ないので、これから読まれる向きには是非に一気読みをお勧めしたい
問題は上下二分冊で650ページ超っていう、この力の限り一気読みに不向きなボリュームですよ

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「白夜行」東野圭吾
ドラマ版が好きで、山田君も綾瀬はるかちゃんもハマってたと思うんだけど、この本については、展開を知らずに読んでみたかったなと思った。あぁこの二人が…っていうところの衝撃を味わいたかった。

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「謎解きはディナーのあとで」東川篤哉
図書館で300人待ち(わたしのあとは700人待ち!)だったところ、会社の人に貸していただきました。
「そんなに騒がれるほどでもない」と言われたのですが、本屋大賞って小粒な良作がという印象で、実際のところ、手軽に面白く読めました。なんだろう、ポスト赤川次郎…っていうには古すぎるかもう。
初東川さんだったのですが、ほかの作品も面白そうで読んでみたいです。

ドラマ化されるそうですが、北川景子はピッタリな気がする。執事のほうは…個人的には櫻井君より、松ジュンかニノかなぁ。櫻井君は、一生懸命事件を解決してくれちゃいそうなイメージが勝手に…。

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“Miss Marple's Final Cases” by Agatha Christie
ミス・マープルものの短編集のはずなのに、なぜかノンシリーズのホラーっぽいのがふたつ入っている(^^;)
ミス・マープルくらいの階級の女主人とメイドの関係や社会的意味があるていどわかってから読んだせいか、ちょっと違う視点で読めた。ミス・マープルの、自分のところで勤めたメイドに対する思い入れとか。
他にも読んでないマープルものがあるんでまだまだ読みます。

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『スティーヴンソン怪奇短篇集』 河田智雄(訳)
怪奇小説7篇。うち『死骸盗人』『びんの小鬼』はなんか他の短編集で読んだことあった。
ヘンリー・ジェームズ絶賛の『ねじけジャネット』もおもしろいけど、わたしには『マーカイム』が一番おもしろかったかな。訳者あとがきにもあったけれど、わたしもやはり読んでいて、『罪と罰』が頭に浮かんだ。あれがもっともっと短時間に起こっていく話だ。あれは良心だろうか?わたしは神だと思う。

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『図説 英国メイドの日常』 村上 リコ (著) 河出書房新社
ウッドハウスやクリスティを読んでたらイギリスの階級制度にいまさら興味がわいてきたので、とりあえず目についたものから(といっても同居人が図書館で見つけてくれたんだけど)。
これ読み終わった直後に、“Miss Marple's Final Cases”を読んでたら、Tape-Measure Murderが、まさにこの本で知った単語や社会制度満載の話でびっくりした。
シリーズでいろいろ出てるみたいなんで、ほかのも見つけたら読んでみよう。

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「ともだちは実はひとりだけなんです」平岡あみ
この子の短歌を読んでて、ものっそいはてなハイクっぽいと思ったっていうか、やっぱりハイクって実際の俳句とか短歌に通じるものがあるんだなと。
わりと深刻な歌が多いんだけど、
「吉祥寺、母と買い物三十分たたないうちにけんかをしました」
なんて、無性に何の報告かわかりませんがとか冠つけたい感じ。

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「アルキメデスは手を汚さない」小峰元
青春ミステリーものの草分けとのことで、読んでみた。
内容そのものはまずまずと思いますが、70年代作品だけに、肝心の登場人物たちの背景・心情についていけず。大人も学生も、いろいろ酷い。

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「大きな熊が来る前に、おやすみ。」島本理生
自分たちにそっくりな子たちのお話で、頭が痛くなりながら読みました。
付き合ってすぐに同棲、冗談で「結婚」という言葉が出るカップルが妊娠した話。
結果的には最悪な方じゃなくてよかった・となんだか安心。
短編集。
すごく読みやすかったです。
ちょっとせつない話だけど、女の子は共感する部分が多いはず。

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The Body in the Library by Agatha Christie
なんかいかにもミス・マープルものって感じだった。
クリスティは、面倒見はいいけど身勝手で横暴な家長とその家族(親族)の物語をよく書くけれど、これのラストはそれがいい具合に瓦解し、新しい関係を築いていける話になっていた。ちょっと珍しいかもしれない。
たいてい家長が殺されるところから始まるもんな(^^;)
若さゆえに少し愚かな少女たちに対する態度と思いが、とてもマープルらしい。

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『寄宿生テルレスの混乱』 ムージル(著) 丘沢静也(訳) 光文社古典新訳文庫
ジルベールがいない『風と木の詩』みたいな。のりすはーぜ色の濃い竹宮惠子の一連のヨーロッパ舞台の思春期少年ものみたいな感じ。
これ書き終わったときムージルは25歳だったそうだけど、読んでるとクリアに中学とか高校時代の自分を思い出す。いたたまれないほどに。25くらいのときにはもうわたしにはここまでクリアに思い出すことができなかった、と思う。

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「大人ドロップ」樋口直哉
タイトルに惹かれて手に取ったら表紙はいにおでした。
大人と子供のちょうど中間でもがいてる高校生の一夏の思い出。
一分一秒過ぎるたびに子供のころの大切にしたい思い出って遠くなっちゃうんだよね。
悲しいけどしょうがないことだ。
なんとなく新海誠の「雲のむこう、約束の場所」を思い出しました。
すごくサクサク読めた。短かったなぁ。

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東京に暮す Living in Tokyo/キャサリン・サンソム

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昭和初期のイギリス外交官夫人の日本人観察日記

キャサリン奥様の目から見た日本人は、今の私たちとよく似ているようでもあり、知らない国の人のようでもあり
ああでも通勤ラッシュの殺伐感はずっと昔から変わらないみたいねえとか(笑)そんな発見がいろいろとあって面白いです

そして終始ほのぼのとした筆運びを保ちつつ、ときどき思い出したように強烈なセリフをぶっ放すキャサリン奥様
女性たちの優雅な動きが日本の夏を一層美しくしている、女性こそが魅力の源なのだというくだりにおける
「優美で優しい女性のいない日本などは海の底に沈んだ方がいいでしょう」
の一文など特に強力であります

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「さよならサンドイッチ」前川梓
これが、一方通行の短編集だってわかってたらきっと借りることはなかったでしょう。
切ない。
短いお話がたくさん入ってるんですが、みんな一歩通行で悲しいです。
短いお話ごとの登場人物が繋がってるのはおもしろくてすきですが。
みんな素直にしあわせになってほしかったなぁ。
私にとっては、ただただ切なかったです。

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「私のミトンさん」東直子
身長50センチの小人のお婆さん…って、スプーンおばさんみたいな人が恋のキューピッドをするような話だと思っていたら大間違い。
結局ミトンさんって何者だったの(笑)
庄司君のいい加減さが最後まで嫌でした。
アカネもなんだか好きになれなくて。
最後に残ったのは、みほさんのやんわりしたやさしさだとか、
かわいいお母さんとか、そんなん。

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「クローバー」島本理生
不器用なふたごのお話。
ひとりが嫌なくせに強がる姉と、お人よしすぎる弟。
このふたごを足して2で割ったらちょうどいい人間になるんじゃないかな。
最後は丸く収まってよかった!
華子が望むなら、きっと冬治はずっと側にいてくれる。

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『ホフマンと乱歩 人形と光学器械のエロス』 平野嘉彦(著) みすず書房
この本で取り上げてる『砂男』(及びフロイト『不気味なもの』)『押し絵と旅する男』読んでるし、これ読む以前から乱歩とホフマンには似たものを感じてるんだけど、なんか違う分析を読むべきだったかなー。
すごくチセイのない身もフタもないこと書くと、なんでそこまで男性器が世界の中心になっちゃうのだろうかと謎。マジで。

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杉本彩『リベラルライフ』(梧桐書院)
 
このひとの本は、三冊目。先々月くらいから月一ペースで読んでたりする。
えーと、なんだろう、基本、中村うさぎ女王サマの本を読むのと似たような気持ちになる。「息苦しい」という単語が連発されるのをみると、それだけでわたしも「息苦しい」です。が、まあ、だからこそ共感できる、し、好き。
これがいちばん新しいのかな。で、これがいちばん、そのなかではシックリくる。たぶん、このさきもこのひとは書くだろうと思えるし、そのことが、イイ。

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『がんばれ、ジーヴス』 P・G・ウッドハウス(著) 森村たまいき(訳) 国書刊行会
初めて読んだウッドハウス『ウースター家の掟』の数ヶ月後の話。
まさかまさか毎度お騒がせカップル、マデラインーガッフィー枢軸がこんなふうに解決されようとは。これでほんとに決着がついたのか?しかしジーヴスほど口八丁手八丁でマスターの評価を地に落としつつも感謝される人間もそうはいまい。
あと短編が三つ。……学校のお楽しみ会とか村の運動会とか、見てみたいけど、無事な姿で家まで帰りつけるのだろうかと毎度躊躇させられるわー。
とりあえず『バジル氏の優雅な生活』読み返したくなったんで、近いうちに読もうっと。

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『リジー・ボーデン事件』 ベロック・ローンズ(著) 仁賀克雄(訳) ハヤカワ・ミステリ
なぜ彼女が殺人を行ったのか、の一つの解決の提示として書かれた推理「小説」だが、わたしはむしろ、なぜそこまで彼女が犯人であることが定説になってしまったのか、の方が気になってしまった。状況証拠しかなくて裁判で無罪が言い渡されたにも関わらず、である。「疑わしきは罰せず」の原則が生きた裁判だったのだろう。ならば、著者は彼女を直接名指しした「ファクション」ではなく違う形、せめて別名を与えることはできなかったのだろうか。
途中で、シャーリー・ジャクソン『…[全文を見る]