『寄宿生テルレスの混乱』 ムージル(著) 丘沢静也(訳) 光文社古典新訳文庫 ジルベールがいない『風と木の詩』みたいな。のりすはーぜ色の濃い竹宮惠子の一連のヨーロッパ舞台の思春期少年ものみたいな感じ。 これ書き終わったときムージルは25歳だったそうだけど、読んでるとクリアに中学とか高校時代の自分を思い出す。いたたまれないほどに。25くらいのときにはもうわたしにはここまでクリアに思い出すことができなかった、と思う。