『虫眼とアニ眼』養老孟司・宮崎駿
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某さんが日記で書いてた感想を読んで興味がわいたのでまとめ借り・まとめ読み。わたしも整理整頓お片づけ一般ができないので。
前者2冊は両方とも前半の前半あたり、著者のネガティブ・スパイラル的な精神状態が見えるので、鬱気分の時はちょっとそのあたり読むのつらいかも。
『貯める技術』は、単身者で低収入とはいえ収入がないわけじゃないのにいつもいつのまにか金がなくなってるって人にはすごく参考になるかも。この家計簿は使えると思うし、この管理法もシンプルでわかりやすいしアレンジもしやすい。
読んでて一番おもしろかったのは三冊目。わたしもこういうレベルでできないしわからないので参考になった。なんつうか、やる気出た。珍しく。
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『
520』
あまりの比喩の的確さに時々音読してしまったくらいの爆笑。あとがきに書いてあったが、今回の主役といってもい『ギャリーおじさんの回想録』は実際偽書が出版されてるそうで、ぜひ名高き「エビの話」を読みたい。ギャリー大好きだ。
あと、ウッドハウス家当主第四代キンバリー伯爵が実際に回想録を出版されてるそうで、そのタイトルWhim of the Wheelsは、訳者曰く
「ルーレットの目の出たとこ勝負人生、とでも訳せばよろしいか」
とのこと。……ウッドハウス家にはどうやらどうでしょうの血が流れているらしい……ある意味納得した(^^;)
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『チェーザレ 7』
ほげー
相変わらず情報量の多い漫画だ…
この漫画でカノッサの屈辱を勉強しなおすことになるとは…
あそこらへんの教皇権と皇帝権の話は、大筋だけ知ってても腑に落ちてなかったから、
とてもわかりやすかった。
でも女性史スキーとしてはマチルダ女伯にもちっと言及してほしかったが…スレチだな。
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タイトルがずっと気になってたんだけど、やっと今頃手に取った。で「今の」自分の興味のあること(言語とか差別とか宗教とか認識とか美醜とか)が全部詰まってたので、ああこれは時機待ちだったのかもなあと思ってしまった。
スタイルとアイデアが一致しててこの形態以外で語ること不能な感じの短編ばかり。『ゼロで割る』あたりでそれに気づいてぞくぞくした。
今頃、って感じだけど、これは読んでよかった。近いうちに買う。
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好奇心と探求心の赴くままに、さまざまな領域・学問に足を踏み入れ首を突っ込みながら、語られたり論じられることの少ない「汚い」という感覚について、何をもって汚いとするのか、汚いとはどういうことなのか、を考えてみたもの。
「五感のヒエラルキー」、「明示知と暗黙知」(とネイティブ・非ネイティブの違い)、日本語教師の立場から見た日本の外人差別について、ネアンデルタールとホモ・サピエンスとアナログとデジタル、などなど、読んでてとても楽しかった。
「汚い」という言葉を中心にしたマインドマップを文章で読むような感覚。
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『ル・パスタン』池波正太郎、『梅原猛の授業 仏教』梅原猛
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どういう流れ・土台の元に「女性がつくり楽しむ男性同士の性愛物語」というジャンルが生まれたのか、またこれからどのように展開する可能性があるのか、を、『JUNE』という雑誌を中心にすえ、まとめたもの。「70年代サブカルチャーの総花としての「耽美」」「戦後日本における〈教養〉の申し子」ってのはなかなかおもしろいところ。
最後に故・石原郁子の映画評論家としての仕事に対して「女性がつくり楽しむ男性同士の性愛物語」が与えたものを検討し、「展開の可能性」について呈示している。
巻末にけっこうな分量で、竹宮惠子、増山法恵、佐川俊彦それぞれへのインタビューあり(本文で引用元として扱われている)。この面子であれば当然中島梓へのインタビューもほしかったが、時期的に難しかったのかもなあ。
読みやすいので、入門者参考資料的におすすめ。
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孤高のメス―外科医当麻鉄彦 全6巻
今から20年前ビジネスジャンプで連載された「外科医・当麻鉄彦メスよ輝け!! 」という肝臓の臓器移植をテーマにした漫画の原作本です。
物語の時代(1989年頃)は臓器移植法がまだ成立する前で、脳死が人の死なのかどうかが議論され始めた頃です。
今では認知されている脳死肝移植や生体肝移植についてものすごくわかりやすく書かれています。
今読んでも参考になる小説だと思います。
小説を読むのが面倒であれば、ビジネスジャンプ(集英社刊)の「外科医・当麻鉄彦メスよ輝け!! 全8巻)を読んでみてもいいと思います。 それぐらい原作に忠実な漫画になっています。
(できれば小説と漫画、両方をお読みになる事をお勧めします。)
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『できそこないの男たち』福岡伸一、『Mr. Vertigo』ポール・オースター
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2001年に、それこそ30年ぶりに改訂版で出版されたようです。数ページですが、改訂版用の訳者あとがきがついてました。
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読んだきっかけは
の後半でこの本から引用されてる部分に惹かれたためです。自分が日常見聞きしてるものから見るとまだまだ通じる部分があるなあとにやっとさせられたりもしました。
図書館で借りた本だったのですが、ちょうどギフト券もあったので結局さきほどポチりました(笑)
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『
』
ある個人に対して、その外見・振る舞いなどから、他者がステロタイプ・偏見等の社会の価値体系を土台にして予期・期待・要求した属性と、実際にその個人が持っている属性の間に大きな乖離があり、その実際の属性が集団・社会の価値体系の中で「異常」とされその個人を卑小な存在として貶めるようなものであった場合、またその属性がその人の信頼/面目を失わせる働きが非常に後半にわたる場合
その個人は「スティグマを持つ」という。
スティグマのある者は、大きく二種に分かれる。第一に「すでに信頼/面目を失っている者(肉体的…[全文を見る]
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次の世代に望みをつなぎ彼らの不安を軽減するために、ポワロとミセス・オリバーが過去へと旅をする話。年をとるってこういうことかも。
ことにミセス・オリバーが彼女が昔めんどうを見てもらった、今は一人暮らしをしているばあやを訪れる章が、なんというか、胸に沁みた。わたしにとってのああいう存在にあたる人たちは、もう亡くなってしまってて、こういう時間をわたしはもう持てないんだなって気がついてしまった。
推理部分はすぐ分かってしまう話。でもあそこで感じた胸詰まる感じは忘れられないかも。
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366
うぬう、もったいない、よくばっていろいろつめこみすぎたよ、西澤さん!おかげでなんか薄味になっちゃった。
短編でも長編でもいいから、この設定で連作もので読みたかった……。まあこれ以上シリーズもの増やしても、とも思うけれども、でもこの設定はいろいろやれそうでおもしろすぎるので、シリーズにして、これが森奈津子シリーズの1冊目みたいな扱いに後々なることを希望しますです。
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『
』
……一番まずい読者の一人としての自分を自覚させられるーっと。
笙野頼子の小説につきあうのめんどいけどどういう考え方でもの書いてる人か知りたいって人は、この本の最後に入ってる『八百木千本様へ笙野頼子より』の一読をおススメ。
この本とこれの前作というべき『説教師カニバットと百人の危ない美女』読んでいまさら気づいたのだけど、アンチ・エイジングって美人でいる方法としてのそれしかないのねえ。
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生まれて初めて切実にブリッジのルールを知りたいと思わされた一冊。といってまだ調べてないけど。
ある人の死に様に、クリスティの残酷さとミソジニー的ななにかをまざまざと感じる。少女小説の延長的な部分があるのよねーというか。
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400
読み始めてごく最初の何作かで、征悟郎の『いちばん上のお兄さん』とか笙野頼子の『母の発達』とか読んだときの感覚を思い出してしまった。
「物語」にとどまらない、「日常を異化する」SF短編小説を書くことを目標に掲げた著者の短編集。わたしにとっては大当たり。他のも読みたい。
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訳者に「ずっとこれだけを訳していたい」と思わしめた海の描写、灯台や化石の描写がすばらしい。
個人的に『オレンジだけが果物じゃない』より読みやすくて好き。
シルバー(女性主人公)の恋人はやはり女性。
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白井恵理子の四コマ三国志好きな人は必読。基本テイストはあれと同じ。著者による地の文でのツッコミっぷりがはんぱではない。
一方で、途中から永井豪がこれを原作にしてマンガ化したらという妄想がわき出て困った。特に劉備一家と徐庶の母ちゃん。あばしり一家のノリで。
あと英訳版三国志Romance of three kingdomsのくだりがあまりにもおかしいんで思わず読みたくなった。
文化の違いで違う世界が表れるってほんとおもしろいことだわー。
/読了