--- えんぴつ ---
まっすぐな
どこまでもまっすぐなえんぴつは
削るととたんにくるくる身を捩り
堕ちてゆく
散髪をした天使の
巻き毛が降るかのように
世に無駄なことなどないと言う
でも
こんなにかなしいことはあるのだ
おまえは無駄でなかったと
それだけで満ち足りて
木の葉のように堕ちてゆけと
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ポエトリー・リミックス(poetry remix) --- 35字×20行以内 ---のことを語る
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暗い山瀬からくずれ落ち
川づたいの町工場で
身ぐるみ剥がれた針葉樹の
声がする
僅かに抗う感じがする
その瞬間が好い。
断頭台よりはるか残酷な
卓子(テェブル)上の箱が好い。
真っ暗な穴に差し込むときの、
留め金のばねを引きながら
身動きできぬようにするときの、
そして振り子を回転させ始めるときの、
緊迫。
ぐぉおおりぐぅおおりと鳴く声と
削り裂かれた細胞の微粒子が
耳に鼻にいっせいに届いたとき
わたしは日本のなめらかな生活(くらし)を満喫するのだ。
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べりべりーべりーーーぃ さんきゅです♪(ストロベリーだからねw)
とってもすてき^^
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白雪姫は
ねんがんの苺を手に入れた
八百屋で買った300円の
一粒たりとも分けてはやらぬ
母のよに熟れ
母のよに尖る
母のよに凡(おお)く
母のよに歪(いびつ)な
苺よ、その山を
苺
苺苺
苺苺苺苺
苺苺苺苺苺苺
苺苺苺苺苺苺苺
呆れてなじる母の前で
食うように貪り 貪るように食うた
一粒噛むごと復讐をして 次の春
姫はようやく城を後にした
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「風を光を水を ちからを」
五色の幡を従え
いさましく空を突くシンボルを
風と光と水を従え
うつくしく根を張る舞台装置を
恨めしく思い
恨めしく思うことのくだらなさを思い
恨めしく思うことのくだらなさを思うことのくだらなさを思い
蛙のようにくり返す
毎年のように くり返すのだ
かえるのうたが きこえてくるよ
かえるのうたが きこえてくるよ
かえるのうたが きこえてくるよ
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- -ある来訪者への接待--- 尾形亀之助
どてどてとてたてててたてた
たてとて
てれてれたとことこと
ららんぴぴぴぴ ぴ
とつてんととのぷ
ん
んんんん ん
てつれとぽんととぽれ
みみみ
ららら
らからからから
ごんとろとろろ
ぺろぺんとたるるて
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三月、珊瑚にうるう唇
四月、真珠にひかる蝶卵
五月、五色にわかれる風が
人を仔鳥(ことり)を芋虫を
ふるえさせる
ふるいたたせる
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- - 三月、風よ --- マザーグースから(北原白秋訳)
三月、風よ。
四月は雨よ。
五月は花の花ざかり。
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- ---人生の青二才----- 小熊秀雄
生き抜くことの難かしさに
なげかはしい心で
思ひわずらふことよさう
私の最愛の友よ
私はそれよりも死を手招くことで
一日を生きのびようと思ふ
そして死が迎へにやつてきたら
お前を招いた覚えがないとうそぶかう
楽しい我々の人生よ
これほどまでに精神を砂利のやうにされて
それでゐて君と僕とが突立つてゐることに
ほんとうの意義のあることを感じ合はう
犢をたらふく喰つた瞬間の勇気をもつて
蕃人のやうに喧嘩を売りにゆかう
我々はまだ人生の青二才だ、
がまんのならない一秒間のために
元気を出せ
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- --うさうさ兎---- 北原白秋
てんてん手毬 おててん手毬
手毬の中に
何がゐて跳ねる
てんてん手のなし
みんみん耳なし
うさうさ兎の子が跳ねる。
一つ追ひ出そ
二つ追ひ出そ
三つ追ひ出そ
四つ追ひ出そ
五つ追ひ出そ
六つ追ひ出そ
七つ追ひ出そ
八つ追ひ出そ
九つ追ひ出そ
手毬てんてん 雪こんこん
遠いお山の山奧へ
十 たうとう追ひ出した。
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・ポエトリー・リミックスとは詩のリミックスを表す造語です。(一般で流通してはいません)
・既に投稿された詩の中の「単語」をある程度再利用しながら、
全く別のオリジナルを作る即興的な遊びです。お気軽に参加ください。
・題と空行含め35字×20行の規定内でお願いします。
・同キーワードの過去ログのいずれかにリプライする形で
リミックス作品を投稿してください。
・尚ここで投稿された作品は上記説明の通り部分的なコピー・改変が
前提となりますのでご注意ください。
また、35字×20行の規定内に収まる詩作品を青空文庫等から
転載くださる投稿も歓迎します。その場合題字の横に作者名を必ず入れてください。
/ポエトリー・リミックス(poetry remix) --- 35字×20行以内 ---