暗い山瀬からくずれ落ち
川づたいの町工場で
身ぐるみ剥がれた針葉樹の
声がする
僅かに抗う感じがする
その瞬間が好い。
断頭台よりはるか残酷な
卓子(テェブル)上の箱が好い。
真っ暗な穴に差し込むときの、
留め金のばねを引きながら
身動きできぬようにするときの、
そして振り子を回転させ始めるときの、
緊迫。
ぐぉおおりぐぅおおりと鳴く声と
削り裂かれた細胞の微粒子が
耳に鼻にいっせいに届いたとき
わたしは日本のなめらかな生活(くらし)を満喫するのだ。
ポエトリー・リミックス(poetry remix) --- 35字×20行以内 ---のことを語る
