箱庭図書館/乙一
読了しましたー。
短編集なのに一つの街を舞台にしててすごく面白かったです。
しかも、一般の方から募集した作品をリメイクしたものと知って「世の中にはこんなに面白いお話書く人がいるのか…!」となりました。
リメイクとはいえね?
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「時は乱れて」 フィリップ・K. ディック
・面白かった。
・今から見れば結構なんとなーくで説明が終わっているところもあるけど、ノスタルジックな雰囲気に、まぁいいやぁ〜と。
・脇役たちがどうして自らすすんで?というところが、それまでの人物描写でなんとなくわかるような気がして、あったであろう葛藤や人となりに好感を抱きました。
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「猫と庄造と二人のおんな」谷崎潤一郎
・解説を読んで、そういう話だったのかぁ…と。
・ただリリーちゃんの姿と仕草にうっとり、切なく。幸せを祈っておりました。
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「ビリヤード玉のクイズの答えを教えてくれ」
こういうのを放ったらかしにするのが苦手。
答えを知りたいばかりに読むペースが早まった。
しかし、どんどんはまって行っている。
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正月に読むのにぴったりの癒し系な本を読んでいました。
「the ☆ 近代小説」っていう感じで由緒正しかった。あー、疲れたがとれた。「たまにはこういうの読んで休まないとなあ」って思いました。
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「猿の部長」竹内謙礼 青木寿幸
会社組織の部長以上がみんな猿というパラレルワールドに飛ばされてしまったマーケティングのプロが年間利益10億円を達成という条件をいかにしてクリアするか
という話を通してマーケティング戦略を学ぶ
「部長猿だよ?」
「目を見ちゃだめ!かみつかれますよ!」
主人公がギラギラ過ぎてうわぁって思ったけど、そこは笑うところだったのがよかった。
マーケティング戦略自体は入門だろうしご都合主義な感じはしたけど
わかりやすく解説されてたんじゃないかなぁ。
設定勝ちだけどそれなりに楽しく読めました。
そのうちお会いする機会のある人に押し付け貸しします。
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黒猫の接吻あるいは最終講義/森晶麿
読了しましたー。
黒猫シリーズ3作目(2作目読んでない)
面白かったです。
黒猫の美的観点で謎を解いていくスタイルか好き。
あとあの意地悪なところ(笑)
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My Humanity/長谷敏司 読了しました。
短編集って本をたくさん読んだ気になるからいいよね。
どの話もすごく面白かった。
技術が進歩して形を変えていく物と人間のあり方。
テレビで「人工知能を使ったなんちゃら~」ってのを見ると手に取って読んでいる世界が
すぐそこまで来ている感じがしますね。
もし本当にこんな世界が来たとき、人はどんな選択をして人間性を見出すんだろう。
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「異邦の騎士」島田荘司
・ラゾーナで推していたのは、そういうわけね。
・目まぐるしく変化するのではなくて各パートが長く安定して語られる。ので、ちょっとダレたりしたけれど、後書きを読んで納得。
・御手洗潔さんが、なんていうか、他のより感じがいい。
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「夜よ鼠たちのために」連城三紀彦
・「恋文」しか読んだことがなかったのでミステリーを書いていらっしゃるとは知りませんでした。
・確かにミステリーなのだと思うのですが、「どう?わかる?」とか「ほら、これがトリック」とかいう感じが全然なくて、美しく謎めいた絵を観ているみたいな印象。
・タイトルから長編ハードボイルドをイメージしていたので、次は長編を読んでみたいです。
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「FOK46」大槻ケンヂ
・あのライブのことが書いてあって、かなりショック。お兄さんは疎遠とは感じていなかったんじゃないかと思う。頷くカメラがそう言っていると思う。ほんとに弟だよなぁ…。
・小説未満のファンタジー部分は大槻さんらしいなぁと感じた。
・話をする相棒に、冬目景の鋼の迅鉄?タイトル忘れちゃったけど、それを思い出した。
・中年期のくだりは感想を書くと長くなっちゃうので割愛。
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川上未映子「すべて真夜中の恋人たち」
タイトルに呼ばれて買ってしまった。さすが詩集も出してるひと。
内容的には「聖」(何と読ませるのか?ルビが振っていない、それも計算のうちかも)
のキャラ設定がリアルすぎて不気味だった。
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『八犬伝』山田風太郎
刊行始めてから終了まで28年かかった『八犬伝』、その物語を「虚の世界」、物語を書く馬琴の28年を「実の世界」として交互に語り合わせた小説。
読みながら、「荒木先生、ジョジョ立ちする八犬士プリーズ」的なすばらしさ。ジャンプ的な世界が繰り広げられて、これがあの世界のほんとの大元なのね、という感じ。しかし、話が進むにつれ「虚の世界」が物語としてはつまらなくなっていくのに対して、「実の世界」がどんどん読みでのあるものになっていく。
前半で北斎に「なぜあんたのような人があんな荒唐無稽な話を書くのか」と問われ、「たつきのため…[全文を見る]
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「霊能動物館」加門七海
やっぱりちょっと怖かった。語られる由来の生々しさだったり、立ち現れる光景の手触りだったり。どこかしら心の奥に触れるものがあるんだろうなぁ。
いくつか訪ねたい寺社も見つかりました。
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「五色の雲」ロバート・ファン・ヒューリック
・短編集だった。
・短編だと、判事のうっかりぶりも際立って面白い。
・解説を読んだら、いろいろなものが下敷きにあると知って、感銘を受けるとともに反省。
・戦時下の砦の描写が暗くて冷たくて。
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「白夫人の幻」ロバート・ファン・ヒューリック
・「真珠の首飾り」の舞台は通りすがりの離宮のある街でしたが、こちらは自分が知事を務める土地。ということで街の描写に親しみが感じられます。端午の節句のお祭りの様子にわくわくしました。
・洪警部と判事の容疑者への人物観の違いや、真珠の件への判断などに判事の“らしさ”があり、興味深く感じました。
・ちょっぴり怪奇譚なところも、判事自身のあれこれも面白かったです。ラストもよかった。
・出来たら、毎回、この時判事が何歳か書いてくれると有り難いなぁ。服装や容貌の描写ではわからないんだもん。みんなひげ面で。
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「真珠の首飾り」ロバート・ファン・ヒューリック
・唐代中国の架空都市で起こる殺人事件
・魅力的な都市、城塞、謎の老人、麗しの姫君、大親分に殺し屋
・章毎のサブタイトル(なんだか講談みたいな)のも、著者自らの手による挿絵も雰囲気があってよかったです
・そりゃ、映画にしたくなるよねぇ。
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「獅子頭」楊逸(逸には“、”が付くみたい)
・母国語ではないからなのか、文章が軽い感じがしました。平たいというか。最初は「これ、大丈夫か?」と思いながら読んでいたのですが、話が転がり始めてからは先が気になって、すいすい進みました。
・ごく簡単な描写で、東北部、南方、内モンゴルの空気の違いが感じられるのは、すごいなぁ。
・東北部から出てきた若者を扱う映画で感じていた腑に落ちない部分が少し納得がいったように思います。けれども、やはり疑問も残り。
・獅子頭、食べたいです。
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臼井隆一郎『コーヒーが廻り 世界史が廻る』中公新書
すっごいコンパクトにまとまった本なのに、時折「ドイツ語ではこうした代用コーヒーを…(中略)…、おおよその語源的意味は『朽ち果てた褐色の大地』である。赤面したくなる。しかし赤面してはいけない。この程度で赤面していては、この国とつきあっていけないのだ」といった文言が入る。先生! その三行、どうしてもいりますか、いるんですね……っていう。あと、フリードリッヒ大王と会ったかのように語る。途中で若竹七海の短篇集のせいで中断に遭ったりしつつも、楽しい読書体験でした。
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あなたのための物語/長谷敏司
読了しましたー。
個人的には面白く、いろいろ考えさせられる内容だったなーって感じです。