id:a-cup-of-snow
読了のことを語る

「白夫人の幻」ロバート・ファン・ヒューリック
・「真珠の首飾り」の舞台は通りすがりの離宮のある街でしたが、こちらは自分が知事を務める土地。ということで街の描写に親しみが感じられます。端午の節句のお祭りの様子にわくわくしました。
・洪警部と判事の容疑者への人物観の違いや、真珠の件への判断などに判事の“らしさ”があり、興味深く感じました。
・ちょっぴり怪奇譚なところも、判事自身のあれこれも面白かったです。ラストもよかった。
・出来たら、毎回、この時判事が何歳か書いてくれると有り難いなぁ。服装や容貌の描写ではわからないんだもん。みんなひげ面で。