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読了のことを語る

臼井隆一郎『コーヒーが廻り 世界史が廻る』中公新書
すっごいコンパクトにまとまった本なのに、時折「ドイツ語ではこうした代用コーヒーを…(中略)…、おおよその語源的意味は『朽ち果てた褐色の大地』である。赤面したくなる。しかし赤面してはいけない。この程度で赤面していては、この国とつきあっていけないのだ」といった文言が入る。先生! その三行、どうしてもいりますか、いるんですね……っていう。あと、フリードリッヒ大王と会ったかのように語る。途中で若竹七海の短篇集のせいで中断に遭ったりしつつも、楽しい読書体験でした。