・・・というわけでまた入院当時の澁澤さんのエピソードを思い出す。澁澤さんは落ち込む見舞客を逆に励まし、あまつさえ点滴姿のまま病院玄関まで見送るという「漢前」の無理をするから申し訳ないが出来るだけ見舞いには行かないで、と周囲が心配したほどだった。ほんと古風な気骨が優雅と矛盾しない人
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それはともかく(ていうか、なんか、ワカルしw)、
病床であの『高岡親王航海記』を書く、というのが何よりも、凄いことだとわたしはおもう
澁澤は、真珠のようなひとだとおもっている
歪な、つまり、バロック(歪み真珠)
奇想的なもの、変幻し、ひとを魅了する
柔らかな生き物の内側で密やかに育まれた硬いもの
真珠は真珠でも黒蝶真珠で、いわゆる真珠らしい「皓さ」は保っていないかもしれないけれど
最後の小説におけるあの象徴的な情景はでも、
脱皮するように、
闇を脱ぎ去って還っていったものではないかと、
考えている
「澁澤天皇」という言葉が月報に出てて、「非政治的」というのと一緒で、そうよね、つまり政治というのは「権力」のはなしでもあるから
というか、この世のことから超然としてる、ていう言い方のほうがしっくりくるかもだけど
三島にはどうしても「虚」がつきまとうけど、澁澤龍彦というひとはなんのかんのと最後に南へと想いを馳せてしまったあたり、というかその肉体もあちらへ運んでしまったがゆえにきっと(もっというと三島にあの恰好で送り出されてその後ふたりは逢えなかったあたりにもこう、言い様もなく互いの気質の違いを感じとらずにはいられなかっただろうこと…[全文を見る]
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最後の「文人」の遺産を読む、見る、知る。入門書にして、愛蔵決定版。
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書影が出てた
このひと、ほんとイメージとしての「親王」だよなああああ
もち、タートルネック、ねw
そうだ、きのう書いて消えちゃったのは澁澤の大江健三郎評(初期っすよ!)についてなんだけど(もう同じ量だけ書く気がしないw)、
さすが、というかなんというか(三島の読みもさすがだが)、
いまの時代に振り返ってみた評価とずれがない(というか的確な)のは、やっぱり当たり前に「読めて」るんだろうなと。
作家の初期の段階であれが書けるって凄いことだと思いました。
あと澁澤はほんとうに巧みな日本語遣いだわ。澁澤が翻訳が好きだというのは、つまりその日本語能力を活かしきることができる作業だったのかもと想像する。
それとぜんぜんはなしはちがくて、幸福…[全文を見る]
新文芸読本 澁澤龍彦
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全国学校図書館協議会選定図書
日本図書館協会選定図書
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やるな、図書館!(笑)
編集委員たちがまた粒ぞろいで面白いです。
あと、根っからの書斎派であったはず…[全文を見る]