haruka nakamuraさんが音楽を手がけた『この夏の星を見る』という映画のサントラは知っていたんだけれど、上映がいつからなのか知らなかった。去年、上映された『ルックバック』も絶対によさそうと思っていたんだけれど、いつの間にか上映が終わっていて、後からアマプラで観て、大後悔した。『この夏の星を見る』は、2025年7年4日公開で、8月に入るとすごく遠くまで行かないと、たぶん観れないと思うと悔しい。内容は、2020年の夏に、五島列島と東京と茨木の高校生たちが望遠鏡を手づくりして「スターキャッチコンテスト」を開催するという辻村深月さんの小説が基になっているらしい。ぼくの人生は、なぜか五島列島と縁が深くて、たぶん過去世に何かあった気がするんだけれど、映画が見れなかったら行くのもありだなとふと思う。でも、五島列島は遠いので、すこし遠くとも、この映画は観に行きたいのだった。
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映画のことを語る
音楽のことを語る
クラシックを聴きながら、仕事をしていたら、久しぶりに心が震える楽曲に出会った。調べてみると、ユニカ・タンズィルという若いインドネシア女性の作品だった。バークリーとジュリアードで学位を取って、アジア人女性の作曲家として初めてドイツグラモフォンと契約して、この秋にファーストアルバムを出すのが話題になっていたのだった。ぼくは最近まで現代マンドリン奏者がイタリアとイベリア半島の土着的な音楽をポストクラシックにアレンジした楽曲を聴いていたんだけど(アヴィ・アヴィタルという人の作品)、音楽は軽々と世界を半周とか一周するんだなあという感動を覚えた。
日常のことを語る
本格的に蝉が鳴き出してくれたので、オフィス前の大きな公園に行って、その姿を確かめようと思った。クヌギかナラかよく分からないけれど、大きな樹々を仰いで、蝉を探した。こんな風に、蝉を探すのは何十年ぶりだろうか。太い木の幹やいくつもに分かれた枝を見てたら、世界はこんなにも美しかったんだなと感動した。木陰から田んぼを見ると、赤トンボが飛んでいるのにも気がついた。そうか、虫取り網を持っていた子供の頃には、こんな風に世界は見えていたのだなと感じたのであった。
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ふと今年は戦前の普通選挙(25歳以上の男性)から100年だと思って、普通選挙(性別や人種差別なし)の歴史を調べてみたら、意外とどの国も歴史が浅かった。ドイツは1919年、イギリスは1928年、フランスは1944年、日本は1945年、イタリアは1946年、アメリカは1965年(公民権運動まで黒人や先住民の投票は妨害されていた)。日本は開国から171年、アメリカは独立249年になるんだけれど、半分以上の時間(アメリカは3/4以上)は普通選挙権がなかったんだなと思うと感慨深い。かつ日本では1925年の普通選挙と同時に「治安維持法」が成立していて、怒涛の昭和初期(28年世界恐慌〜32年まで昭和恐慌は続いた)に突入していったわけで、100年の時間の流れや重みも感じたのだった。
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『ハルビン』という映画が公開されてることを知って、安重根と伊藤博文についてWikipediaで再学習した。安重根に関しては「韓国は併合ではなく保護国として力がつくまで守る」と併合慎重派だった伊藤博文を暗殺した残念な人という理解だった。しかし、獄中において安重根は日本人の看守たちに超人気だったのが意外だった(ほぼ同じ道を辿ってきたので当時の日本人には彼の気持ちも理解できた)。一方で伊藤博文は清貧な勉強家というイメージだったけど、若い頃は尊王攘夷に燃える志士で悪そうな顔をしていた(が、さすが日本の初代の総理大臣だと思える逸話に満ちていた)。…[全文を見る]
本のことを語る
『葬送のフリーレン』の連載再開が決まったらしくて嬉しい。いちばんいいところの一歩手前で休載に入ってしまって、作者の体調を心配しつつも「この続きを読みたい」気持ちでいっぱいだった。アニメの一期は全話3周してて、子供の頃のドラクエ並みにハマった作品なのだった。オッサンにも刺さる漫画であり、アニメなのです。
自分(id:happysweet55)のことを語る
週末に期日前投票へ行ってきた。選挙区にもよるんだろうけど、毎回選挙区の候補者が微妙すぎて、思案しまくって消極法で投票した。で、帰ってきたら、YouTubeのオススメに選挙区の候補者全員が観れる動画が上がっていて、初めて候補者の動く姿を観たのだった。調べ尽くしてるので、すべて想像どおりだった。しかし、×をつけた順に「格好がだらしない」のが印象的だった。人前に立つ時に何を着るかは、何を語るかと同じくらい大事なんだ、と強烈に感じた出来事だった。
日常のことを語る
人のいない土・日はよく仕事が捗るので、勘違いしてお客さんに電話をかけそうになってしまった。今日は朝起きたら、ニイニイゼミの鳴き声も聴こえたし、すごくいい一日だった。
季節のことを語る
いつも黒の無地のTシャツばかり着て、仕事をしてるんだけれども、すこし前に白のスタンドカラーシャツを買ったことを思い出して、着てみたらジャストサイズで気持ちよかった。年を取るごとに体型を隠せない白シャツをカジュアルに着れなくなったんだけど、やっぱり白のシャツが一番好きだ。陽射しを反射してる!風が吹いてる!とサラッとしたスタンドカラーシャツを着ると実感するのだった。
買い物のことを語る
数ヶ月前からスニーカーの踵の部分が擦り減って、靴底の下に穴が空いているのが気になっていたんだけど、2、3ヶ月迷って、ついに「スタンスミス」の二足目を買った。アディダスの「スタンスミス」はファッション写真のコーディネートにもよく使われるオールホワイトなスニーカーだ。同じアディダスで4千円で買えるものがある中で、1万数千円のスタンスミスを買う理由は「とにかく美しいから」以外にない。何を着ていてもオシャレに見えて、歩きやすいのだ。ただ1年でボロボロになるって、どういうことだと思って履歴を調べたら、もう2年半くらい履いていたのだった。それは穴も空くわと、深く納得したのだった。「色々ケチっても安い靴だけは買わない」が、ぼくの人生の信条である。
日常のことを語る
首都圏で仕事があって、3年ぶりにクラシックな高級ホテルに泊まった。ぼくはどこへ行っても相場の4、50%安くて、快適なホテルを見つけて泊まるんだけど、その延長線上で「最安値」と判断したのだった。クラシックなホテルのいい点は間接照明に抜かりがなく(ぼくは蛍光灯が苦手なのだ)、大きなテレビが置いてないことだ。代わりに心が震えるほど美しい眺望と清潔で広いバスルームがあることだ。ぼくは普段2、3時間寝ると目が覚めるんだけど、朝まで熟睡できて、翌日いい仕事ができた。「自分は大切に扱われてもいい人間だ」と自分に言い聞かせるために人はいいホテルに泊まるのだと朝ロビーから出て行く人たちの颯爽とした姿を見て、痛感した。ぼくは年一回いいホテルに泊まれるように楽天ポイントを貯めよう!と決意したのだった。
季節のことを語る
沈黙の夏。都市部から郊外にオフィスを移したんだけれど、今日も蝉の鳴き声が全くしない。蝉にとって大好物な桜の並木があるにもかかわらずだ。記憶を辿ると、2022年の7月、8月まではアブラゼミがうるさいくらい鳴いていて、去年からおかしくなっていたのだった。調べると、蝉は35度前後になると生命維持のために鳴かなくなるらしい。とあるnoteの記事によると、この傾向はずっと続くらしい。というか上が事実であれば、ぼくが住んでいる地域では、もう夏に蝉の鳴き声は聞けなくなるのだ。休憩で外に出るたびに「静かな夏」を目の当たりにすると、とんでもないことが起こっていると思うのだった。
日常のことを語る
世界各国のラジオ局を聴けるTuneInというアプリをヘヴィに使っていた時期があったんだけれど、Radikoのサブスクが簡単になったのでエリアフリー+過去30日プランを申し込んだら、世界がさらに広くなった気がした。本当に恋に落ちるような音楽(自分の好きな楽曲との関連は薄いのだ)との出会いはやっぱりラジオな気がする。とブルガリアのラジオ局を聴きながら書いています。おやすみなさい😴
自分(id:happysweet55)のことを語る
参議院選挙の公示があって、各党の政策や選挙区の政治家についてひと通り調べた。で、日本の政治が多くの国民の声とは真逆なことをし続けている最大の原因は何か?と考えた時に、選挙権を持ってる人が投票に行かないからだと感じた。以下、o3で調べてもらったんだけれど、世界のいい事例をもとに組み合わせで、「投票率を上げる」ことを仕組み化できないかなと思う。ぼくは①投票日の祝日化、⑥投票の義務化が手っ取り早くていいなと思う。
🟩世界の投票率アップ施策〈11選〉メモ
(数字は実例のインパクト/制度のポイントです)
①【投票日→祝日】 韓国は大統領選を国民の休…[全文を見る]
テレビのことを語る
昨日、放送されていた『映像の世紀 バタフライエフェクト』の「激動 アジアの隣人たち 台湾 130年の痕跡」の回が凄まじくよかった。NHKプラスで1週間観れるのでオススメしたい。「重機で蒋介石の像が倒される」ごく最近の衝撃的な映像から、1895年の日本統治まで遡って、130年の歴史を描いた回だった。日本の敗戦、国民政府の台湾への逃亡、中国から多くやって来た外省人と元からいた内省人の軋轢、40年続いた戒厳令、国連からの除名、蒋介石の死、敵対国になり祖国に帰れなかった外省人たち、李登輝の登場、直接選挙制の導入、内省人の中小企業による経済成長など、全てが涙なくして観られない回だった。そして自分があまりにも台湾について知らないことを恥じたのだった。
日常のことを語る
とある場所で、GDPについて説明する機会があって、「ある国の中で、一定期間に生み出されたモノやサービスの合計の価値」ということをしどろもどろに説明した。で、日本はなんで人口が多いのに、GDPがドイツに抜かされたり、この30年間ずっと経済成長していないのか?政府の政策や為替、企業の問題や労働環境、文化や教育など色んな問題があるんだけれど、根本的に「人口は多いのに生産年齢人口(15〜64歳)の割合が激減してるからだ」と気づいて、目から鱗が落ちた。「負の側面も多かったけど、昭和は活気があって豊かだった」の正体は「生産年齢人口の多さ」だったのだ。じゃあ、どうするのか?は働きながら、答えを考えていきたい。
日常のことを語る
京都での滞在から帰ってきた。ぼくが長い時間を過ごした場所は、細く入り組んだ路地に豪奢な造りの屋敷やモダンな建物が点在している「全く知らない街」だった。一歩路地に入ると、たちまち3、40年昔にタイムスリップする感覚に陥るような街だった。ぼくが仕事をしていた場所はもともと遊郭だったところをリノベしたもので、お茶屋さんが残ってることから花街であることは想像できたんだけれども、五花街のリストには載っていないのだった。ごく最近まで生きていたけれど、ある日息絶えた。そして、今まさに新しい地域として生まれ変わろうとしている街という印象を持った。崩れかかった古い街並みはマカオのようで散策するのが楽しかった。帰って来てから調べると、その街にはかつて「楽園」という名前がつけられていたことを知った。ぼくは、それとも知らず、そんな時が止まったままの美しい街で時間を過ごしていたのだった。
日常のことを語る
完全休養するために京都へ来た。起業して6年くらいお金と仕事と将来の不安に追われてきたので、しばらく休んで自分を見つめようと思ったのだった。目的もなく暑い京都の街の中を歩きまわって、興味の赴くままに小さなギャラリーや書店、文具店に入ったり、涼しいカフェでのんびりしてると、いかに自分の心が渇いていたかがよく分かった。ぼくはすごく活字が好きだったんだけど、この6年間、仕事に必要な最低限の本と資格テキストしか読んでなかったのだ。というわけで、ずっと読みたかった横田南嶺さんの新刊『無駄骨を折る』と村上和雄さんの『SWITCH』の古本を購入した。疲れ切っていた自分にはどちらの本の言葉もめちゃくちゃ沁みます。
日常のことを語る
自己操作可能感って、めっちゃ大事だと思う。物事の全体は俯瞰しつつも、自分で管理、制御、操作できるくらいに小さく分けて、前進することが、この時代には大事だと思った。地上すれすれに、黙々とノロノロと、でも確実に飛んでいくのだ。
日常のことを語る
たぶん秋から冬にかけて、海外へ出かける予感がするので、パスポートを取り直すことにした。この10年はひたすらサバイバルで、ずっと前に失効していたのだった。パスポートの取得はすごく時間がかかって面倒だった記憶があって、調べたらさらに面倒臭くなってそうだった。とりあえず戸籍謄本と専用の写真を用意して、運転免許証とマイナカードを持って、明日申請に行ってこよう。パスポートさえあれば、思い立った時にトルコやギリシャなどのバルカン半島の旅、タイとマレーシアとシンガポールのマレー半島縦断の旅、あるいはインド、パキスタン、アフガニスタン、イランまでの旅ができるのだと我慢しよう。