「ジョニー・ザ・ラビット」東山彰良
・読んでいる間は繰り返しよみがえる幸せだった甘い思い出が辛くて辛くて
・ラビットを名乗ろうと、バニーを名乗ろうと、その違いを考えるベースが人間にとっての兎であるところとか。どれだけ自己を主張しようとも囚われている“人間に育てられた兎である自分”なのだけど、それって、ついこの間宇多田ヒカルが言っていた「自分は覚えていない、自分が自分になった時期という闇(この闇はダークなイメージではなく不明の時間帯という意味に変化します)」に似ているなぁとか。
・けれども、読み終わって一晩経つと、爽快さが押し寄せます…[全文を見る]
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「苦心の学友」佐々木邦
・戦前の銀座って、どんなだったのかなぁって思う。今と違って桁違いに洗練された文化的で最先端のお出かけの街だったんだろうなぁ。
・主人公の三人称が名字だったり名前だったりするのがおもしろい
・若様に振り回されつつも、子供が新しい環境で子供らしい考えや行動、気持ちで成長してゆくのが愛らしい。時代錯誤な設定がおもしろさであるのと供に、いつか解決されるべきことで、それは今の子供、未来がそうしていくでしょうっていうかんじなのもよかった。
・おにいちゃん、すてきー
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「真理先生」武者小路実篤
・もしかして、「Imagine」?
・とにかく、おもしろかったです!
・7割演説、2割問答、1割ストーリーくらいの塩梅です
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『王さまのアイスクリーム』フランセス・ステリット/ぶん
・この表紙…!小学生のとき読んだのを一気に思い出しました。これは新装版だそうです。でも中身も変わってないように思えました。次々に記憶が甦って、しあわせな気持ちでいっぱいに。
・子どもの頃から食いしん坊な私は、王さまのアイスクリームが美味しそうでたまらなかった。やっぱり美味しそう!
・これ外国文学だったのね…でも絵は日本の土方重巳さんという方。すっきりした線でキャラクターの特徴がよく表れていて、文章にすごく合ってる。
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『ジェインのもうふ』アーサー=ミラー作
・ハイクで知った幼年童話。絵が素晴らしく美しい。ジェインが少しずつ大きくなるのがよくわかる。
・きっと訳者がとても良い仕事をしたんだろうな。私は日本語で書かれていない作品は、翻訳されたものを読むので、読みやすくて良かったです。
・ジェインの両親が理解があって素敵…
・毛布と言えばライナスを思い浮かべるのは私だけでしょうか。
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日下直子『ヤマありタニおり』全三巻
折り紙同好会のお話。
名著でした。
「一生分の鶴」に「一生のうちに人が折る鶴の定量」と注がついているところなどが大変、胸に来ました。おすすめです!
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『和菓子のアン』猪狩そよ子
好きすぎてついにマンガにまで手を出してしまったーーー!!!
・原作ファンは得てして口を出したくなるものというのをよく理解していて、原作をとても大切にしているとひしひし感じました。繊細な絵柄が和菓子の雰囲気にとても似合っていて、「ああきっとこんなかんじ!」と頷いてしまう場面は多々ありました。
・でも立花さんの前髪長すぎやしないか…←口を出したくなる原作ファン。
・師匠のビジュアルはあっぱれでしたよ!!
・「なにが“あなたは誰かの幸福”なんだろう。“あなたは見るからに大福”の間違いじゃないだろうか」キターーー!!!
たまらん!立花ーー!!スフレ屋店員もまさにそんなかんじ!
原作者の他の小説の紹介もあって、それがまた優しさを感じてとても良かったです。作者はとってもいい人だと思う。
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おもしろかった! 主人公が行く先々でぎょっとするほどまずい/まずそうな/危険そうなコーヒーを出されて困惑しながらも真実に近づいているのかどうかわからないうちに横槍がキター!
…なんていうトーンではなく、自分もその場にいて、すごいおしゃべりな関係者の話を聞いているような臨場感でした。
すごくぎくしゃくと始まって、やっと語り手の調子が出てきたな〜って思ってるといつの間にかクライマックスに突入しちゃってたというのが、主人公のおかれてる状況とぴたっと重なっていておもしろかったです。「ラブ」と「コメ」は常に私たちのそばにあるというお話。
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東山彰良『さよなら的レボリューション 再見阿良』
夏休みにぴったりの青春小説を読みました。どったんばったんしていておもしろかったです。好きな女の子に長文メールを書いて、送信直前に仲の悪い姉にチェックしてもらい、いい塩梅に書き直してもらうくだりとか、おもしろかったなあ。欠点だらけの主人公に、欠点だらけの友だち、欠点だらけの女の子。ちょっとかっこいいこと言ったかと思えば「うへえ」っていう事態に陥る人々のお話。途中、主人公が食べそこねた肉まんの描写のせいで今夜は麻婆豆腐になりました。
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『朝が来る』辻村深月
・ママ友トラブル!?怖いー(*ToT)と思いきや、話は予想外の展開へ。
・特別養子縁組を希望する夫婦=長年不妊治療を終えた夫婦というていで話が進められてたのに若干の違和感があったけど、そういうものなのだろうか。
・実母かわいそすぎる…ここまで苦しめなくても…前半の不妊治療の辛さが霞んでしまうほどの気の毒さに、私も怖くなりました。
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『フィンランド語は猫の言葉』稲垣美晴
日本にフィンランド語の教科書も存在しない頃の、ヘルシンキ大学留学記。
著者は、死後は極楽(きわめてらく)で杉田玄白と、語学学習の苦労を語り合いたいそうな。夏目漱石や森鴎外とも、話題は尽きないだろう、と。
解題の章で、感想の手紙がサンタクロース(!)から来たところで、ちょっと泣きそうになった。
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完全にジャケ買いだったんだけど、面白くて
一気に読んじゃった。
夏目漱石が「吾輩は猫である」で作家として
デビューするまでのいきさつがフィクションの
中で史実に沿って進められてるという表現で
いいのかな?なにしろおもしろかった。
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東山彰良『ライフ・ゴーズ・オン』
今際の際にいる主人公が、二十三回目の「思い出し直し」にトライ! というお話。語り手=主人公なのですが、あれほどああだこうだ考えていた主人公がいざ口にする言葉の素朴さといったら……。ラスト部分を読んでいたらぐいぐい空が晴れてきて、かーっときてしまいました。おもしろかった。おすすめです。
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『世界の言語入門』黒田龍之助(講談社現代新書)
大学退官し当面物書きをするに当たって、文章修行として一日一言語、計90言語についてアイウエオ順に、平等に同分量、好悪の隔てなく書いたエッセイ集。
わたしこの人好きだなあ。
>>エッセイにどこまでの説得力があるか、なんともいえないのだが、読んでいるうちに何か外国語が勉強したくなってくれれば、著者としてはそれで充分なのである。(「はじめに」)
ええ、なりました。
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兎公が主人公のハードボイルド。ジョニーは復讐の賞味期限について考える探偵だ(兎である)。280頁ちょっとある本の140頁過ぎまでは「どういう体で読めばいいのでしょう……」という迷いが消えなかった。なのに気づいたらはまっちまった。ラストは大変に驚きました。おすすめです!
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「バベル九朔」万城目学
面白かった
少しずつ一週間で読み終われたらいいな、と思っていたのになぁ
前作と方向性というか、違うのは何故だろう?
インタビュー記事とか読めばいいかなぁ
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東山彰良『路傍』
はは、解説で、おいこら手癖で書いてんな、本気出せって説教されてる。
さらっとおもしろかったわ!
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