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Tips:引用記法:>>(大なりを二つ)で始まる行は引用文として扱われる。
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『イエロー・バード』ケヴィン・パワーズ
イラク戦争を題材にした話だということで、ある種の構えを持って本を開いたらば
「その春、戦争は自分らを殺そうとした。ニネヴェの平原が草萌えで緑に染まり、気温も上がってきたころ~」
って調子で、何やら詩的な言葉が綴られていたので面喰った。
しかしその詩的な文体のまま、無残で凄惨な戦争の場面が綴られていったので更にびっくりした。
当時21歳の三年兵の語りで、戦時と帰還後を交互に描きながら、18歳の初年兵マーフィーの死について描かれていく。
作者が実際にイラクに派遣されていたということで、その場にいた人間にとっての戦争とはどういうものかという描写がリアルというかなんというか。文章は詩的なのだけども(除隊後大学で詩を学んだんだって)。
大げさに言うと、こういうものが書かれて読まれることが小説というものの存在意義なんじゃないかとすら感じた。

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『ひきだしにテラリウム』九井諒子
ひさびさにこういう感じのものを読んだのでチューニングに手間取ったが一旦乗れると楽しい。
「仕上げにこの毒を…」もう毎夏3回思い出さずにはいられない。

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トリツカレ男/いしいしんじ
たまにはピュアな世界を信じるのも悪くない。

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『愛おしい骨』キャロル・オコンネル
・真相を暴くとか、犯人を捜すというよりも、少年の失われた時を取り戻すお話だったように思います。思春期の瞳に映っていた街と人々をオトナになって再発見するというか。
・全てが正されるわけではないところもいいです。誰かにとっての真実は、誰かにとっての誤解であったり。でも、街は鷹揚にそれを包み込んでくれるのでしょう。
・脇役である人々の集合体である街が主役だったような気がします。
・この作者さんはイケメン好きですか?『クリスマス…』より主人公が年をとっているのは、作者さんの年齢につれてでしょうか。

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異人館画廊/谷瑞恵
読了しましたー。面白かったー!
絵画に潜む謎とか個性的な登場人物とか本当面白かったー

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『WORLD WAR Z』マックス・ブルックス
・面白かったです!
・人類の存亡を懸けた対ゾンビ戦争の記録の編纂者が、公式記録には載らない人々の生の言葉を残そうと編んだインタビュー記録という体裁です
・この人々が市井の主婦から、政治、経済、軍事に関わる人など様々で、それぞれが自分の体験したことを自分の言葉で語っています。それぞれの視線でのゾンビ戦争を読んでいる中で、ふと個人的体験の向こうに見える何かがあったり、またSFとして仮想された未来の世界の姿が(崩壊しつつあるものとしながらも)見えたり。
・ゾンビという飛び道具を使いつつ、語られるのは人間…[全文を見る]

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パソコンのウィルススキャン中に読了しましたー。
「カゲロウデイズ5-the deceiving-/じん(自然の敵P)」
ネタバレにならないように感想を述べると。。「カノがモテる理由が分かった」
って感じですね。
今流行りのギャップ萌えってやつですね。うんうん。

id:a-cup-of-snow
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「司馬遷」武田泰淳
・大変だった。
・司馬遷が書いた「史記」がどういうものかを書いてあって、その解説がこの「司馬遷」を武田泰淳先生がどういうふうに書いたかを書いてあって、なんだか開けても開けてもマトリョーシカだった。
・でも、「史記」が恐ろしく面白いことはわかった。
・読みながらマンダラとか、何とか界かんとか界っていう仏教世界みたいだと思ったのは間違いではなかったようだ。

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お、おおおおおおぅ(大泣)。600頁ぶりくらいにあの子が出てきてそしてそしてーーー!

ああ、わたし、今、本が読みたい!

id:muimoi
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「銀の匙5」荒川弘
「のだめカンタービレ21」二ノ宮知子
「10日もあれば世界一周」吉田友和
「私は夢中で夢をみた」石村由起子
「クレイの教科書」くりくり編集室編

id:yuasa-589
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「演奏しない軽音部と4枚のCD/高木敦史」を読了しましたー。
読む専門の文芸部女子と聴く専門の軽音部男子が主人公の青春ミステリー!
残念なくらいの音楽オタクな塔山くんがいろんな事件を解決していくんです。面白かった。
自分にはなかった青春がここにあって、うらやましいやらほほえましいやら・・・

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『前方後円墳の世界』 広瀬和雄

おもしろかったー。「たたたいへん、古墳に行かなきゃ!」ていう気分にさせられました。

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帝高校の番長の彼女も帝高校生でフィギュアスケーター……なんだ、ぜ……むかしの、少女漫画にありがちな……ヒロインの相手の初登場が、HANZAI、なのさ、あはは、あははははは、でもそれも最後は、「若いって、すばらしい……な……」でめでたしめでたしさ☆ 「……」がやたらと出てくる、不思議なニ分アキなども散見される、つい声に出して読みたくなる台詞目白押し、だぜ!

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平田オリザ『演劇入門』講談社現代新書

フォロワーさん他におすすめされてよんだ。おもしろかった。
ほとんどけっきょく「近代」の問題なんだよなあ。
ていうか、ひとことでいうと、「和魂洋才」という古めかしい言葉なのだ。
でも「小説」も「現代演劇」もけっきょく西洋のものとして日本にはいってきたからそこはもう、そういうことなのだ。
あと演劇の始まりの説明台詞問題で、遠いところからという指示自体は本当にそのとおりなのだけど、それができないのは技術がないからだ的なはなしもあるけど、そうではなく、わたしの考えでは「常に、わかりやすさとスピードを求…[全文を見る]

id:florentine
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市田ひろみ『京のきもの語り』草思社

OL時代にシゴトでお世話になりました。
市田先生はほんとうに素敵な方で、おはなしも物凄く面白くて大変に知的でユーモアのある方でらっしゃいました。

id:a-cup-of-snow
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『クリスマスに少女は還る』キャロル・オコンネル
・流れるような展開で、次から次へと新たな人物が現れ語られ、小さな町の中で舞台は点々としつつ行っては戻り。読み手の感じ方かもしれませんが、カットバックではなくて、『スネークアイズ』みたいな長回しのようでした。
・なので、最初のうちは多すぎる登場人物に頭がついていかずに、くたびれちゃったのですが、最初の山を越えたらあとは一気に読めました。人物それぞれがみんな魅力的で、それぞれに何かが与えられる一瞬があって、それもよかったです。
・面白かったです。とてもよかったです。たぶん、寝て目が覚めた…[全文を見る]

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『数学がわかるということ』
結論: 「数学がわかる本」ではない。
わかりやすく解説してくれているはずなのですが...噛み砕く方向が...私の理解の枠組みの形となんともかんとも合わない...。
それでもときどき埋まってる興味深い記述を逃したくなくて、数式を大胆にすっ飛ばしてはフラフラになりながら(一応)読了。
辛かった。こめかみがしびれた。
たまに理解不能な世界に触れるのは謙虚な心を忘れないためには有益であるものの、不向きな方面はもういいかげん捨ててもよいと自分に許可を出すことにしました。

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中島京子 『小さいおうち』

少し間を空けて、また読もう。

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『連舞』有吉佐和子
緩急のキレある展開、奥行きのある人物と人間関係の描写に大満足。しがらみフォーメーションのダイナミズムもたまらない。物語のはて、すがすがしくハラのすわりきった主人公はしかし20代後半の若さなのであった。参りました。『乱舞』も引き続きわがきんどーちゃんにお迎え。

id:yuasa-589
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「ゴースト≠ノイズ/十市社」を読了しました。
いやー面白かったです。
主人公の架の境遇とかにズキズキしたり(自分のと比べ物にならないくらいつらい)
でも、強くあらなきゃと思ったよ。
いや本当に。