『愛おしい骨』キャロル・オコンネル
・真相を暴くとか、犯人を捜すというよりも、少年の失われた時を取り戻すお話だったように思います。思春期の瞳に映っていた街と人々をオトナになって再発見するというか。
・全てが正されるわけではないところもいいです。誰かにとっての真実は、誰かにとっての誤解であったり。でも、街は鷹揚にそれを包み込んでくれるのでしょう。
・脇役である人々の集合体である街が主役だったような気がします。
・この作者さんはイケメン好きですか?『クリスマス…』より主人公が年をとっているのは、作者さんの年齢につれてでしょうか。
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