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日曜美術館のことを語る

バロック以前の ルネサンスとの比較。
 
ルネサンスを代表する画家ラファエロ、その代表作 聖母子像は、
構図には安定感があり、色彩は明るく、均衡を保っていて ”理想的”。
 
対して バロックのカラバッジョの聖母子像は、聖なる存在というより
世俗の人物といった感じの写実的描写で、カラバッジョ特有の
”劇的” な表現。(当時として その表現が大胆すぎ、1週間で祭壇から
おろされた という いわくつきの カラバッジョの聖母子像。)

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20:00~の 再放送分 視聴中。 テーマは、17世紀発祥のバロック美術。
 
バロックの至宝が集められたボルゲーゼ美術館。
そこにある、バロックを代表する画家、カラバッジォの作品。
また、彫刻家ベルニーニの作品の、硬い大理石とは思えない その造形。
そして、建築と絵画が一体となる 天井画。
 
バロック誕生の裏にはカトリック教会が関わっていた。
広く民衆に受け入れられるため、それら芸術を積極的に取り入れていた。

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ほとんど自分のことを語らなかったというクリムトが、
ある時、自分自身について触れた文章に、こう記したという。
 
『私は自画像を描かない。自分自身に興味がないのだ。
 別段、面白味のある人間でもない。
 私のことに興味のある人は、私の絵を丹念に見てほしい。
 私が何者であったか、絵から知るようにつとめてほしい。』

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ジャポニスムの影響を多大に受けたというクリムト。
 
かつて神戸であった”クリムト展”では、クリムトが
蒐集したという物もいろいろ展示されていて、東洋風の布や、
たしか家具もあったと思う。有名な写真でクリムト本人が
着ている裾の長い服といい、非常に個性的な趣味で面白い。

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こうしてクリムトが黄金色を多用するようになった最初の作品が、
ギリシャ神話の女神を描いた 『パラス・アテナ』。
 
数年前、神戸であった”クリムト展”で見た『パラス・アテナ』が
本当に素晴しかった。あの美しさは忘れ難い。『ユディットⅠ』などの
作品と比べると 小さな作品だが、軍神であり芸術の神である女神を
描いたその絵の存在感は、ひたすら凄まじかった。

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今 再放送分 視聴中。 今日はクリムト。
 
今やってるのは、クリムトが黄金色を多用するようになった要因について。
金細工職人の家に生まれたことと、ビザンチン美術の影響が大きいだろう、
とのこと。イタリアはラヴェンナで見た壁画に影響を受けたという。
クリムトほど、絵画に黄金色を多く用いた画家は そういない、と。
 
そして、東洋―日本美術の影響も。
当時のウィーンで流行ったジャポニスム。ウィーン万国博覧会で見た
日本の美術品の影響だという。

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戦後、デュッセルドルフに建設されたノルトライン=ベストファーレン州立美術館は、
国外に散逸していたクレーの作品を、6億円を投じて買い戻したという。
そこまでしたのには、デュッセルドルフの人々には、かつて言われなき理由で
ドイツを追われたクレーへの 償いの気持ちがある、と。

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晩年、病気で手を自由に動かせなくなり、思うように筆を握れなくなってもなお、
鉛筆の線描で 天使を描いたパウル・クレー。
『天使の大弱り』、『忘れっぽい天使』、『未熟な天使』、・・・
以前に一度見に行ったクレーの展覧会で見た絵を、思い出す。
 
自らの作品目録に、クレーは こう走り書きを残していたという、
『線を引かない日はない』

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20時からの再放送分、今日はパウル・クレー。
 
戦前、ナチスから”退廃芸術”の烙印を押され、スイスへの亡命を余儀なくされ、
いまだ行方知れずになっている作品も多いという、パウル・クレー。
”色彩の画家” のイメージが強い彼の、多大な困難に見舞われながらも
生涯描き続けた、信念の画家としての側面について、が今回のテーマ。

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20時からの再放送分 視聴中。
今日は 『グランド・オダリスク』 などの作品で知られるアングル。
なんか気づくと この間から司会が姜尚中に変わってるのだが・・・
前の 壇ふみの司会やナレーションが 好きだったからちょっと残念。。。