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日曜美術館のことを語る

バロック以前の ルネサンスとの比較。
 
ルネサンスを代表する画家ラファエロ、その代表作 聖母子像は、
構図には安定感があり、色彩は明るく、均衡を保っていて ”理想的”。
 
対して バロックのカラバッジョの聖母子像は、聖なる存在というより
世俗の人物といった感じの写実的描写で、カラバッジョ特有の
”劇的” な表現。(当時として その表現が大胆すぎ、1週間で祭壇から
おろされた という いわくつきの カラバッジョの聖母子像。)