[ふと思い出したこと]
かつてもちおが「好きな人の近所に引っ越すんで仕事辞めます!」と職場に言ったとき
経営者の姉という五十がらみのおばさん(初対面)が職場に乗り込んできて
「辞めたらいけん、あんたはその女に騙されちょるんよ!あたしはその女をよく知っちょる!」
と大騒ぎをしたことがあった。言うまでもなくわたしはこのおばさんに面識はない。
一部の女性が言う「おまえは女に騙されている」というのは
「おまえは惚れるほどの価値のない女に入れあげている」
という意味なのであろう。
このとき際おばさんは
「あたしがいい先生を紹介しちゃるけ来んさい、人生について教えてくれるけん」
と、どこかの喫茶店の二階に住むという教祖的な人を熱心に紹介したがったそうです。
話を聞いて「あんたその男に騙されちょりゃせんかね?」と言いたくなった。
お姑さん世代になると血のつながり、戸籍のつながりがあろうがなかろうが
「あーいつはあいつはかわいいー年ー下の男の子ー」
がちょっとでも若くない女に入れあげるのは許せないものなのであろうか。
気を付けよう。
継母ちゃんが知人の息子がじぶんとこの会社で職場結婚したとプンプンしながら話す。
「ちっとも家に寄り付かないで、長男なのに向こうのお母さんの面倒を見てんのよ。
それで女の子を三人も産んで、下は双子なのよ。結婚してもう10年よ? あれは完全に騙されたのよ」
何を怒っているのかわからない。
「年上で母子家庭よ? アパートかなんか住んでたのに家まで建てて」
「家族を大事にしてえらいねえ」
「騙されてるんのよ!結婚してもう10年になるんだから」
「長持ちしてよかったね」
「さあ。誰かの二号さんだったとかなんとか聞くけどね」
なんじゃら。
「・・・美人なの?」
「さあねえ、きれいだって言う人はいるだろうけど!二号やってたって噂よ!」
ああそうなんだ。ドンマイ!と思ったけど言わなかった。
「よし、今日もストレスサンドバッグを殴りにいくぞーっ」
という熱心かつ唯一のお得意さんに何回目かの、そして今回は丁寧かつきっぱりと
「割が合いませんので性根を入れ替えるまでもうお出でいただかなくて結構です」
と申し上げたので、今後変なバイトは商売あがったりであろうと思われます。
「変なバイトする自信がない」ともちおに言ったら
「ベトナムの月給の何分の一なんだぞ」と諭された。
変なバイトしながらハノイで暮らす夢に向けてがんばれ。がんばれるかな。
生理が来るとそれまでの不調の一切合財をすべてPMSのせいにして
「そうよそうよ、仕方なかったのよ!アレルギーとホルモンには勝てないってさくらももこも言ってたわ!」
と家事も仕事も貯金がないのも運がないのも人望が乏しいのもぜんぶ生物としてやむを得ないと考えるライフハック。
甚だしい欠点を持った人、わたしの愛する人を苦しめる人は死ねばいい!
という思想はファシズムに繋がるし自滅的ですから自制が肝心ですよね。そうですよね。
去年死ねと思ったらほんとうに死にかかったのでそのときいろいろ考えて気を付けようって思ったんですよ。
Aさんの敵はBさんの恩人ということもありますしわたしは神さまじゃないし安易で非生産的な考えは要注意ですよ。
冗談ばかり言っていたのに最近めっきり冗談を言わなくなった祖父が、一泊二日でずいぶん面白いことを言ってくれたのがうれしかった。
なにもできない。もうしわけない。
家族に冷遇されている人が嫌われるようなことをしているとは限らない。
[父][母][家族の会話を晒す][嘘でしょ? 信じられないわ!!]
映画ツレうつを見ていた父。
「一時期はてこ弟がちょっとおかしかったけどな、いまの医療の主流は精神科に行ったらダメなんだよ」
「え?」
「精神科に行くとすぐにうつ病ですって言われて薬漬けにされてそれでみんなダメになるんだ」
「・・・それがこの映画を観た感想?」
「いや、これは違うけどな。まあ俺もうつになってみたいよ。はっは!」
あーうー。
「まあ、俺はアル中を気を付けないとな」
え!
「あはははは!あなたがアル中になるんだったらとっくの昔になってるわよ」
え!!
「不思議なんだよな…[全文を見る]
「あんまり幸せだと戻れない過去を見てるような気持ちになる」
「俺も。なんか悲しくなる」
「さわれないし変えられないんだなって思う」
「そうだね」
しあわせ貧乏性
祖父は7時30分に就寝し、もちおはスマホをなでさすり、はてこはハイクざんまいのウィーケンドです。
「HNきれい子はな、頭がいいかどうかは知らんが、かわいいんだよ」
あ、言っちゃった!
「田舎から出てきて兄弟多くて、要は口減らしだよ。親戚の家に世話になってさ。
昼間は親戚のところで働いて、夜はあの店まで一時間近くかけて出てきて働いてさ。
たいしたことない給料を仕送りしてるんだよ。まだ若いのに一生懸命さ」
「職場からは近いみたいだよ?」
「あれ、そうか?引っ越したのか?」
HNきれいちゃんは我々にも職場までバイクで30分と言ったのですが、VNYKが
「彼女の家はここから車で10分だからバイクならもっと早いのはずです」
と首を捻っていた。
また彼女は三人兄弟の真ん中であり、装いからしてチップ含め給料は割といいの感じであった。
お父さん、これからはわたしが窓口になるからね。
[ステップ家族との会話を晒す]
継母はHNきれいちゃんと会ったことがない。
「はい、これHNきれいちゃんから継母さんにお土産」
「あらわたしに? 会ったことないのにまあ。はてこはHNきれいちゃんに会ったの?」
「うん、VNYKの結婚式に来てたの。写真もあるよ」
「あら・・・かわいい子ね」
ゴクリ
「ねえ、あなた。HNきれいちゃんって、かわいい子ね!」
「・・・」
「・・・」
「俺はもう顔は覚えてないんだ。どんな顔だったかな」
「写真撮ってきたよ」
「ん?・・・ああ、こんな顔だったか。うんうん」
「かわいい子ね、日本に来させてあげたらいいのに」
「・・・こ…[全文を見る]
一泊朝食つきならそうでもなかった。差額は食事代でした。満腹。
昼ごろ出る予定だったんだけど、父は早く出て行ってほしいらしく
「霊山なんだから先に出かけて参拝を済ませるべき」
となんだかんだ煽るので祖父の通いのヘルパーさんを断って二時間も早く出た。
それで前から行ってみたかった石炭記念博物館に祖父と一緒に行ってみようと思ったのであった。
祖父の解説を聞きながら炭鉱の生活に思いを馳せた。小さいころは
「昔の話なんて興味ないんだよ、うちらが新しい世界を作るんだもんね!」
くらいに思っていたけれど、もっともっともっといろんなことを祖父母に聞いておけばよかった。
戦争の話も、戦前のことも戦後のことも、も…[全文を見る]
祖父は自宅の風呂の石造りの床と浴槽で滑るのが恐ろしく、入浴は週に二度ケアハウスで済ませるのみ。
浴室に手すりを、すべらない椅子をと何度か話してみたけど父一家は乗り気じゃない。
そもそも父宅には祖父の居場所がないような状態でいつも見ていて辛い。
祖父がいなかったらあんたら三人ともいま生活できてないじゃん?!と思うんだけどどうにもこうにも。
そこで喧嘩しても祖父の待遇がよくなるわけでもないし、できることをするしかない。
祖父を外に連れ出して楽しませたいと思うけれど、ふだん父一家は祖父と出歩くことも喜ばない。
今回父から祖父を温泉に連れて…[全文を見る]