昼ごろ出る予定だったんだけど、父は早く出て行ってほしいらしく
「霊山なんだから先に出かけて参拝を済ませるべき」
となんだかんだ煽るので祖父の通いのヘルパーさんを断って二時間も早く出た。
それで前から行ってみたかった石炭記念博物館に祖父と一緒に行ってみようと思ったのであった。
祖父の解説を聞きながら炭鉱の生活に思いを馳せた。小さいころは
「昔の話なんて興味ないんだよ、うちらが新しい世界を作るんだもんね!」
くらいに思っていたけれど、もっともっともっといろんなことを祖父母に聞いておけばよかった。
戦争の話も、戦前のことも戦後のことも、もっともっと知っておきたかった。
去年脳梗塞で倒れ、耳も遠くなった祖父と話すのは昔ほど簡単じゃない。
でも祖父とまだ話ができることは本当にうれしい。
どういう風の吹き回しか知らないけど
(次は俺らが温泉行くからおまえうちに泊まって爺さんを見てくれと言っていた)
考えもしないときに願いが叶うことがあるんだからとにかく生きているもんだよね。
