そこまで片付け上手じゃないもちおさんも、わたしにとってはじゅうぶん、変わった人なのですが(うちの父や夫が整理整頓好きすぎるのだろうか)。世間の夫なる人物は片付けを不得意とする方が多いのでしょうか。
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くたびれ はてこのことを語る
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はてこ小言ランキング
1位 開けたら閉めて
2位 床にモノを置かないで
3位 使ったら戻して
4位 靴を出しっぱなしにしないで
5位 使い終わったらコンセント抜いて
6位 そこはこれを置く場所でしょ。場所が空いてるからって他のモノを置かないで
もちおの小言反応ランキング
1位 はいはい
2位 ああ、もちおが悪かった。すぐ直そうなぁ
3位 今やろうとしてたのにやる気なくすわー
4位 (舌打ち)
5位 ああ、胃が痛い!髪が抜ける!俺は早死にする!
みなさまのお宅ではいかがでしょうか。
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もちおはけして片付け上手ではないので、もちおのものはすべて家中でいちばん使いやすい場所に置いてある。言い換えるとわたしの持ち物はすべて使い辛い場所に工夫して仕舞っている。
一年前に巨大な本棚を買って以来もちおの本や書類などはここにまとめて置くようにした。もちおホクホク。
わたしの本のうちPC関連と漫画、大型書籍数冊も一部置かせてもらっていた。
それがいつの間にかもちおの中では「俺の物置は本棚だけ」「しかもそこにはてこさんは自分の本を置いてくる」「世帯主なのに肩身が狭く虐げられる俺」になっていた。
何この「ぼくはきっと橋の下から拾われてきたんだ」思想。
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ちなみにもちおが果たしてそれは捨てていいのなのかどうか心配だと言っているのはわたしの個人的な持ち物です。
「えー、お義父さんからもらったものなのに」
「おばあちゃんの形見なんでしょう?」
うちは歴史博物館じゃねぇんだよ。
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「好きなように散らかして文句を言われない場所が欲しいんでしょ」
「そうそう」
「風呂なしの部屋とか借りてみれば。つげ義春の話でそういうのあったよ」
「これだよ」
「家の中でもいいけどそれなら寝室も分けてね。もちおのモノはぜんぶそこに投げ込むようにするから」
「それやっても俺が散らかしてたら絶対に文句言うだろ」
「まあ尊敬出来ないから気持ちは冷えると思うよ」
「なんで余所の家じゃ当たり前のことが家ではそうじゃないんだ!」
「それはね、あなたが変わった人を妻にしたからよ」
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喧嘩の発端。
「今は要らなくても将来取って置いてよかったと思う時がくるかもしれないと思うんだよね」
一見最もなお話しですが、夫がこれまでこの理屈でどれほどのモノを家に持ち込んだかを考えれば妻が同意しかねるのも無理はないと思うんです。
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「もちおのやり方の方が合理的でうまくいくっていう方法があればそっちにするよ。いまわたしのやり方で上手く行ってないことを挙げてみてよ」
「北側の部屋にジャガイモ置いて箱に布を掛けてるのが取りづらい」ドヤ顔
「ジャガイモは光が当たると芽が出るの」
「箱に入れてるんだから大丈夫なんじゃないの?」
「これまで何回芽を出させたか知らないの?」
「もちろん知ってるよ。でもその前に使いきればいいんじゃないの? 俺はこの前買ってきたジャガイモを冷蔵庫に入れたよ。部屋に置くことないんじゃないの?」
お前その程度でグッドアイデアだと思ってんの?
「いつ…[全文を見る]
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「もちおのモノの置き場が本棚だけじゃないのはわかった。でもやっぱり家の中はすきにさせてもらってないよね?」
「すきにしたらいいでしょ? そっちの方が合理的だっていう方法があればそっちにするよ」
「わかった。じゃあすきにする」
「いや、どうするつもりか聞いて納得したらだからね」
「やっぱりすきに出来ないじゃないか!」
「一緒に暮らしてるんだから当たり前です!」
まあでも君は毎日無断で新たなモノの置き場を作って妻を困惑させてるよね。
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「なんだてめえは、毎日何もしねぇで俺に何でもやらせてるくせしやがってふじこふじこ!」
「わたしがどの程度働いているかともちおが言ってることが正しいかどうかとは関係ないです」
世帯主なのに自分のモノの置き場か本棚だけだなんて、とかも言っていたので、家中ぐるっともちおのモノの置き場がどれだけあるかオリエンテーションしたった。
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「じゃあリビングもお勝手もはてこの部屋だって言うのね?」
「ああ、そうだろ」
「じゃあこないだあなたはわたしの部屋に自分のお友だち夫婦を招んだのね?」
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そういえば舅も自分の部屋を持っている。
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我が家では客用布団は主に夫婦喧嘩の一時避難グッズとして活用されている。
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「書斎」って不動産屋のチラシ的に男の子回路妄想なんだなあと思います。
自室を持ったら完全不干渉、掃除も片付けも全部自分でね☆というところから理解を求めたいですよね。
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「よそんちはそうなってるのに、うちは違うぶつぶつ」
とか言っていますが、具体的には義弟宅の書斎が羨ましい模様です。
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思わずマジレスすると、集合住宅で、子供のない夫婦が対等に自室を持てるような間取りのものってほんとうに少ないと思います。
そういう暮らし方自体がまだわりと理解されてない気がします(それでもこの20年間で変わってきたとは思うのですが)
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は「自分の部屋がほしいの。二人の部屋があるならそれでいいよ」
も「二人の部屋はあるだろ、寝室が」
は「もちおの部屋とはてこの部屋がわけるって話だよね。そうする?」
も「なんだよ!」
は「ベッドは二台あるんだし、今夜からでもそうできるよ。そうするの?」
まさか「俺は自分の書斎を持ち、家のその他の部分は妻のものだから妻の部屋はいらない」って言うんじゃないだろうな。
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シャンデリアの思い出
叔母はハリウッド映画に出てくるような洋間に憧れて、リビングには革張りのソファと厚い絨毯、ピアノを置いて、天井には大きなシャンデリアを吊るしていた。
わたしは従姉妹が見せてくれたシャンデリアのクリスタルが羨ましくてたまらなかった。いいな、いいなと言うわたしに叔母は
「待っちょってごらん、秋になったら熟れて落ちてくるきね」
と言った。何気なく上手いことを言う叔母ともっと話をしておけばよかったと今になって思う。

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稼ぎが少ない癖に入った仕事を断る程度に魔法にかかっている夜。
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料理のレシピにいちいちダメ出ししたり憤慨したりする人はあまりいない。
でも部屋の片付けの話だと猛烈に拒絶反応を示す人は少なくない。
話題に上っただけで
「自分にはその方法は効かないぞ、残念だったな!」
みたいな勝利宣言を一方的にされることもある。
でも多くの人は君んちじゃなくてまず自分の部屋を片付けたいんだと思うよ。
/くたびれ はてこ