五百円玉ふるいの実験(一旦失敗)
(承前) 五百円玉と百円玉を篩い分けたい。そんな欲求に駆られた我々開発班(一人)は、ダイソーで「ピッタリバスケット」なるものを発見した。籠の目を2x2マス切りつなげば、ちょうど百円玉がすっぽり落ちて、五百円玉は引っ掛かりそうだ。
材質はやや軟質で、プラモデル用のニッパーで軽く切り落とせる。強度を考慮し、間隔を取って落とし穴を作った。
実験は成功……したかに見えたが、ここで重大な欠陥が発覚した。なんと、落とし穴の対角線の長さが、五百円玉の直径を超えてしまうため、五百円玉が斜めに突入すればスリ抜けてしまうのだ。盲点……! 我々の挑戦は続く。