仕事でおつきあいのある会社の社長さんは、お客さまの好き嫌いを隠さない。気に入らない相手にはそっけなく、帰る背中に露骨に嫌な顔をしたりする。
それを見るにつけびっくりして、今後のお付き合いを考え直したくなってしまうのだけど、幸いなことに、あとつぎたるご子息からは、どのお客さまにも心を寄せようとする熱意を感じ、私はそこを見込んでいる。
好き嫌いは私にもある。それでもせめて敬意ある態度をとることのできる人になりたい。こう思わせてくれることにおいてお二人は、私の偉大な教師であると思う。
仕事のことを語る