あ!それはいいですね。
各自が読みかけているという前半の内容は明かされないまま、それぞれが披露する謎解きを手がかりに、読者は「この皆が読んだ作品ってどんな話なんだろう?前半には一体何が書いてあるんだろう?」と想像をたくましくするわけです。そして主催者が「では最後の章に取りかかるとしましょうか、皆さん」と声をかけたかと思うと、突如倒れ伏し絶命する。舞台は密室。容疑者はミステリの会に招待された、それぞれミステリ(犯罪)にはそれなりの知識があると自負する者たち。
読者は、それまでの各自の謎解きの傾向や意見交換の時の態度、物言いや、行動を元に、誰が主催者を殺したかを謎解きするのです。
小説内小説、映画内映画みたいで楽しそうですね^^