「漱石先生 この絵はお嫌いですか 孤高の画家 木島櫻谷」
初見で(テレビだけど)親しみやすい、すごいって感じたけれど、そのわかりやすさが漱石が「写真屋の背景」というところなのかしら。コメンテイターの「写実性が今でいう『インスタ映え』」というのがわかりやすかった。「でもそれをさらに見ていくと」非常に先進的な作品だったのだそうです。(風景は夜だけど狐の瞳孔は昼である、という漱石の指摘が適当なのかどうかはまだ(見ている途中なので)わからない。)
「マンガ夜話」が終わってしまってお顔を見ることが少なくなったけれど、夏目房之介は髪も髭もまっしろになりましたねえ。
行方が分からなくなっていた大作がかなりひどい状態で見つかって2年かけて修復したという話が最初にあった。持ち主ひどいなと思うけれど、改めて考えてみると絵を買うということはあくまでその時の所有権を持っているだけなのかしら。適切な保存をして次の持ち主に渡すまでが義務なのかしら。燃やしても法的には罰せられないのだろうな。