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日曜美術館のことを語る

20:00からの、先週朝放送回の再放送を視聴中
銅版画家 南桂子

数年前、国立国際美術館(大阪)の所蔵品の
かなりの数が 一度に展示された展覧会があり、
その時、南桂子の作品の 実物を初めて見た(それまでは映像のみ)。

南桂子は、自身も国際的な評価を得たというのに、
にも関わらず、同じく銅版画家として
有名な夫・浜口陽三の国際的高評価ゆえに
夫の名の影に隠れてしまい、日本での知名度のほうがむしろ
低かった、という話だが、近年 再評価が進みはじめたのだという
(番組解説による)。

数年前に国立国際美術館で見た その展覧会でも、
南の作品は、浜口の作品と並べられていた。
確かに、浜口陽三の黒は 美しかった。
しかし南桂子の作品もまた、ほかにない味わいのものだった。