彫刻による ルネサンスとバロックの比較。
戦いの際、石を投げようとする 一瞬をとらえた ふたつのダビデ像。
ルネサンス、あまりにも有名なミケランジェロのダビデ像。
膝を軽く曲げ、戦いの始まる ほんの直前、武器となる石を持ちつつも
リラックスした体勢。 しかし首に浮く静脈や 瞳孔の開きで 心の
緊張を表す、”静” の彫刻。
バロック、ベルニーニのダビデ像は、全身の筋肉が波打つような、
躍動的な体躯。 聖書に書かれているダビデの持ち物も彫られ、
見ただけで ダビデと判るよう作られた、”動” の彫刻。
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