「まぶた」小川洋子
短編集なのですが、全体を通して不思議な雰囲気。
SFというほどではないにしろ、自分の身には起こりえない、でももしかしたら・・・というぞくっとするようなリアリティを感じる文章でした。
あと、堀江敏幸さんの解説にあった「あるひとにとっての不在がべつの人間にとっては貴重な再生への契機になる」という言葉にグッときました。
何かに気がついて行動すれば、まだ間に合うかもしれない、そんな気持ちにさせてくれる一冊。
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「まぶた」小川洋子
短編集なのですが、全体を通して不思議な雰囲気。
SFというほどではないにしろ、自分の身には起こりえない、でももしかしたら・・・というぞくっとするようなリアリティを感じる文章でした。
あと、堀江敏幸さんの解説にあった「あるひとにとっての不在がべつの人間にとっては貴重な再生への契機になる」という言葉にグッときました。
何かに気がついて行動すれば、まだ間に合うかもしれない、そんな気持ちにさせてくれる一冊。
有川浩 「旅猫リポート」
主人公について第三者によって語られる物語。
その第三者とは、主人公の愛猫、そして愛猫の最後の飼い主となった主人公の叔母。
幸せの種を拾い集めながら旅をする主人公と猫。
こんな風に猫と愛し愛されたいという、猫好きさんの気持ちが痛いほど分かります。
本題はそこではないのかもしれませんが、無償の愛について思いを馳せずにはいられない、そんな物語でした。
ファンタジーと呼んでも良いのかわからないけれど、やっぱりファンタジック!と言いたい。
「銀の匙5」荒川弘
「のだめカンタービレ21」二ノ宮知子
「10日もあれば世界一周」吉田友和
「私は夢中で夢をみた」石村由起子
「クレイの教科書」くりくり編集室編
町でうわさの天狗の子9 / 岩本ナオ
銀の匙1 / 荒川弘
四畳半神話体系 / 森見登美彦
今週の読了。
パンとスープとネコ日和 / 群ようこ
私も猫の“たろ”とふがふがしたい。
リボン / 小川糸
中身を読んで、装丁を見直しました。
思っていたよりファンタジーなお話。
うかんむりのこども/ 吉田篤弘
読み始めると自分の身の回りの漢字が気になり始める本。
さすがは吉田さん、装丁も素敵です。
あとがきを読んでこの本の形に納得。
夜明けの図書館 / 埜納タオ
公共図書館の新米司書が前のめりに頑張ってました。
今後、主人公やレギュラーメンバーの人物描写が深く掘り下げられていったらいいな。
星野源「そして生活はつづく」
星野さん初のエッセイ集。
装丁は私の敬愛するクラフト・エヴィング商會です。
読み出したら、穂村弘さんみたいな雰囲気だった。
色々ダメなんだけど、自分大好きで、ひとりでいるのも好きで、でもやっぱり他人のことももう少し考えなきゃなあ〜・・・とか思っていたりする。
三人で歩いていると、いつの間にかひとりになっているとか、グループでいる時にもひとりを感じるとか、激しく共感するわー。
別に私はひとりっ子でもないのにね。
あんた生活がきらいだったもんね、と指摘するお母さんはなかなかユニークだとは思いますがw
小田扉氏の漫画が入ってたのには驚いた。その違和感のなさといったら。