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ニューヨークのワールドトレードセンタービルにジャンボジェット機が激突する光景を、付き合い始めた相方とテレビで目の当たりにしました。
お互いに「これが現実の事なんだろうか？」と話した事を、あの事件の光景と共に今でも鮮明に覚えています。
あれから今日で11年が経ちました。
9.11に巻き込まれ、亡くなった方々とその家族の皆様に改めてお悔やみ申し上げます。

あの日あの時いつも通りニュース番組を見始めたら、
いきなり中継で燃え上がるビルが映し出され、
アナウンサーが困惑し、家族が絶句する中、
リアルタイムで二機目が激突するのを見ることになりました。
あれほど脳が理解することを放棄したニュースは前にも後にもありません。
そして多くの情報を得た今になっても
考えをまとめられないことが悔しくて仕方ないのです。

当時はアメリカ留学1年目でした。
クラスに行ったら皆深刻そうで、授業をせず、クラスの時間を使って先生と生徒で話し合いをしたんだけど、英語力がまだなかったあたしは何を話してるんだかわからず…。
所々、terrorismって聞こえるんだけど、まさかテロがあったなんて思わないしなんじゃらほいと。
そのクラスが終わって、ホットメールのチェックしたら、日本の親や友達から大丈夫メールが殺到！！！
アメリカにいるのに日本からのメールで知った残念なあたし…。
午後のクラスは全てキャンセルになり、しかしのほほんと友達と遊んでいました…。
ニュースで見ても映画の世界としか思えず、危機感がなかったけど、先生がNYに知り合いがいるって本当につらそうにしていたり、そういうのを目の当たりにして同じ国で起きているんだって少しずつ実感しました。

前の会社で編集に向けて徹夜作業の途中だった。
最初は事故なのかテロなのか誰も判らなかった。
２機目が突っ込んだときの衝撃は忘れられない。
小林よしのりじゃないが「その手があったか」と言う思い、
不謹慎だが「21世紀の十大ニュースの一つは早くも決まったな」と言う思い、
「これは資本主義への復讐だ」と言う思い、
「ならば日本にも来る可能性は高い」と言う思い、
「国会議事堂まで1kmはあるし飛行機なら大丈夫だろう」と言う思い、
「にしても忙しいな、仮眠とれるかな」と言う思い、
ごちゃごちゃになりながらイラレとフォトショで企業モノのビデオに使う「ニセ新聞記事」などをゴリゴリいくつも作ったりしていた。

ロンドンからの帰りで、成田上空をグ～ルグ～ル回ってた。
　　
とっくに到着予定時刻は過ぎてるのに、成田が混んでるのか？
全然説明が無かった、かなり予定時刻をオーバーして降りた。
　　
空港に到着してから事件を知り・・・本当に怖かった。

予想の斜め上をいくという言葉が実感できた出来事だった。
NHKの中継を見ながら友人と電話していたことを思い出す。
生まれて初めて絶句したのもこのときだったな。