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短歌未満のことを語る

我が家にあらざるか、落雪響く十八月夜。

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灰色に褪せたアスファルトに、むしろ黄色鮮やかなアゲハ蝶が横たわっていた、そのコントラストに夏の終りを感じた。

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傘持たぬカップル走る上野の森、新緑のフード。

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昼日中に並ぶ子供自転車の列に、ああこの建物は塾かと思い。

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日なたに熱気、日かげに冷気、春迎えぬ間に初夏。

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「左手の薬指」と携帯で、検索をかけ

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濡れそぼつ、枝に灰ダイヤ

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わが家に帰り着いてからザァザァと降り始める雨は愛おしい自転車部。
@横浜青葉

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歩道の柵に、骨の折れたビニール傘が打ち捨てられてガサバサと声を上げて鳴く。

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遠回りして下りのエスカレーターを使うような年齢(とし)でなし、近場になくても階段に回るほどまめでもなし。

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暑い暑い暑いとゆうても鱗雲。

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古池や、爺いばかりが、夏休み。

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雨上がりの涼やかな気の中を街路樹にくまんゼミのジョワジョワと鳴く。

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日毎に寒暖が変わるばかりか、今朝の寒さと今の暖かさよ。

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ひさしで水滴のタップダンス
誰も見てない真夜中でも踊る

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生協の正月飾りに設計図なし
並びの家々の組み合わせの発想に感服

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おはようを、今さら言うような、日の高さでなし。
今目を覚ましたわけでもなし。