/もし高校野球の女子マネージャーが荒木飛呂彦の『ジョジョの奇妙な冒険』を読んだら

「フン!言ったろう!策を弄すれば弄するほど限界があるのだよォ!無駄な悪あがきはよせよなァ・・・」
「満塁策ではないッ!『勇気』だ!」

「一秒間に10回のスイングができるようになれ」
「つぎは10分かけてテイクバックし続けて10分かけて振り出せ」

とったァーーッ!
ボールを奪い取ったのは我が校の雄ーーーーっ
ジョナサン・ジョースターだァーーーーッ!!
普段は静かなる男!
身長195cmジョナサン・ジョースター
雄叫びをあげてホームベースへ突進するゥ
高校卒業を目前にしたこの試合!
優勝でかざれるかァーーーッ
↑
ボールを奪い取った時点でアウト

監督「おまえそれでもレギュラーか！基本がなっとらんぞ基本が！もうグローブを剥奪したまえ!」
選手「えッ!」
監督「もう練習せんでよいッ!今日は練習なしだッ!部室へ行きなさいッ!」

二人の選手が試合終了後にグラウンドを眺めたとさ。
一人は空を見た。一人は土を見た。

何のサインを隠したの？まあ、いけないひとッ！

犠牲バントなんて、美しすぎますッ

3連続フォアボールを出してマウンドを降りたピッチャー「あの3塁ランナーを塁上から消すにはどうしたらいい？」
リリーフピッチャー「わかりかけてきたッ！もうひとつのフォアボールをッ！」

向こうへ行けよッ!
わたしは君たちに感謝されたくってマネージャーをやっているんじゃあないぞッ!
わたしは本当のチームをめざしているからだ!
君たちが男の子で困っていたからだ!
相手が強いチームだからって　負けるとわかってるからって
チームは勇気を持って戦わなくてはならない時があるからだぞッ!!

相手チームの2番打者を弟に持つ姉(マネージャー)。
「弟のやつ、バントの構えだけど、怪しいわ。何かしかけてくるはず。あッ、ヒッティング!」
「姉ちゃん、バスターって今さ!」

気づくのが遅せえんだよストレート！

エースが不慮の事故で亡くなった直後のグラウンドで、気丈に振る舞い、ノックしようとする監督を見て
「理佐先生、バット逆さだぜ」

次にお前は『まさかこのカウントでフォークを投げるのか』と言う

座ったままの姿勢で二塁に送球ッ!