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くたびれ はてこのことを語る

そうだ、ドスチンだ。

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痛みというのは誤魔化しようがなく、紛らわしようのないものなんですね。

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いいもんね。おばあちゃまにはかわいがられたもんね。
もちおもいるしハイクもあるもんね。

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途中もちおが家からケーキ皿とナイフを持ってきてくれた。
「もちおはなーーーんておりこうなんでしょう! さっすがだね!」
と畳に横たわったまま感謝と賞賛を送っていたら、
「甥太郎、突っ込んでいいんだぞ」
と三白眼スマイルで甥太郎をけしかけていた。

「うちはいつもこうだよね?」と甥太郎に言ったら「甥太郎は慣れてるから」と言っていた。
甥太郎はもちおが妻以外に素顔を見せる唯一の相手だ。
甥太郎ともちおとはてこが三人でいるときは馬鹿なことばかり言っている。
そしてベッドで三人ごろごろ転がって騒いで、川の字で眠る。

子どものころに、結婚している男女が仲睦まじく、時には喧嘩して仲直りする姿を見るのはよかろうとわたしは思っている。
仲良し家族というのは馬鹿みたいなことをするもんだしな。

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こないだの記念写真の試着画像を見た妹は「ハンッ」と鼻から息を吐いて
「なんでこんなにコスプレがしたいの?」
と心底馬鹿にした顔で言った。
「これまでコスプレなんかしたことないじゃん」
「あー・・・何これ? なんで?」
「結婚して10年目だから記念にと思って。もう今より若くならなることもないし」
「・・・はー。そすか」

なぜだか知らないけど妹は姉の平凡でドメスティックな幸せに毎度不快感を露わにする。
「馬鹿じゃないの、勝手にやって、見せないで、聞かせないで」って顔。
お人形メイクでロリータファッションとかメイドコスで秋葉原でもあれほど嫌な顔はすまい。
姉には変人らしく常識外れな生涯を送って欲しいのか。

「マネキン」という映画でゲイっぽいデザイナーがスーツ姿になって
「こんな服を着るなんて恥辱だけど」と言っていたけど、ああいう風に生きて欲しいのか。

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「内緒だけど甥太郎に彼女ができた」
と妹が言ったせいで、甥太郎到着のときに今夜はお赤飯的な空気が漂っていていたたまれなかった。

「内緒だけど、」
と言いふらしているに違いない。困った母親だと思う。

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「明日お客さんなのに困ったな」
「はてこ、働いてるの?」
「お客さんは仕事のお客さんじゃないけど働いてるよ」
「あ、そう! 何してるの?」
「えっとね、」

変なバイトの内用話したら超微妙な顔された。

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楽しいお誕生日前夜祭だったけれど、帯状疱疹ぴりぴり痛でほとんど横になっていた。
明日は東京タワーがお誕生日の魔法で無料になってケーキまで出るというので行きたかったけど難しそうだ。

ナボリン飲んで寝るお。

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「もちおはケーキとシャンパンをプレゼントする」
「お金は?」
「小遣いから出す」
「・・・っ!」
「朝おにぎりを作るから!」

心配だよう。

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ママンのお家で妹と合同お誕生日会を開いてもらった。
プレゼントは和布(?)で作った腕抜きと、古シーツを刺し子にした布巾だった。
「シーツからたくさん作れるのよね」
親子だなと思った。
娘の作品より針目が細かくかわいい色で作ってあった。

ちなみに母はスマホがほしいらしい。

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朝から帯状疱疹前駆ぴりぴり痛><

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ドストエフスキーの「二重人格」は「地下生活者の手記」以来の爆笑小説だった。
なんて情け容赦なくありのままなの。

傑作と信じて疑わなかったドスチン、酷評されてショックだったみたいだけど、主人公に相当するタイプの人とそういう人が嫌いな人には耐え難い代物だっただろうな。
ドスチンは悪気なく、見たままの感想で人を怒らせて苦労したんじゃなかろうか。

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ドスチンとチェーホフの本はかなり読んだんだけど、いつ読んだんだっけ?
と考えてみたら、眠れなかったり寝込んでいたりのこの10年間で読んだのだった。
神経ぴりぴりで眠るに眠れず、起きるに起きられない日々、本に助けられてきた。
晴読雨眠。雨降ると少し眠りやすいからな。

子どもの頃も親が喧嘩中とかいろいろあるとだいたい本読んで乗り切ってきた。
最近は変なバイト関連の分厚い本を衰弱中に読んだ。いまは仕事に役立ってる。
でもネット見てると本読めないんだよね。

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OK,さっぱり眠れなかった。今日はやぶれかぶれでいく。運転は断固避ける。

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次々電話やメールが届く「二度寝妨害の呪い」により午後の変なバイトの遂行を阻止し、寿命を縮めてくる悪の秘密結社に抵抗すべく「これだけは村上さんに言っておこう」を読んでいましたが、もう一歩進んでドストエフスキーの「二重人格」を読もうと思います。

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珍しく変なバイトが盛況だったけどいま終わった。
残業終わったもちおが帰ってくるまでにご飯作るお。

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結論:手仕事最強

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プレゼントというと、「長い冬」の吹雪に閉ざされた村でのクリスマスを思い出す。
みんながお互いに内緒で何もない中からプレゼントを作り出すあの場面がだいすき。
こういう世界があることを教えてくれた母に感謝する。

あのひといろいろ難ありだけどいいお母さんだった。
あの時代へ飛んでいって同年代として褒めてあげたい。

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魔法のプレゼントというのを考えた。
「お誕生日の魔法で夢を叶えます」っていうの。
家族に魔法がかけられるの。
「汚部屋をお部屋に大変身!」とか「理想体重になるまで減量!」とかさ。
壮大なる実用的なごっこ遊び。

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子どもの頃、誕生日プレゼントに母の手作り回数券をもらったことがある。
絵本読んでくれる券だったかな。

大人同士用のああいうのがほしいな。
ご飯作ってくれる券とかお弁当作ってくれる券とか。
タイ古式マッサージやってくれる券とかアロママッサージやってくれる券もいい。

お子さんがいらっしゃるお宅ではもちろん子守り券。