クリスマス会の劇でドレミファソと名前がついたミノムシのレの役をやった。
小さくしゃがみこんで丸まった状態から、順番に立ち上がってセリフを言う段取りになっていた。
幕が上がると会場中の大人がさも愉快そうにワッと歓声をあげながら拍手した。
人が笑うのは面白いことがあったときと認識していたはてこ5歳は
「なぜ笑ったんだろう?面白くないはずなのにどうして?」
で頭の中がいっぱいになり、それでも練習の賜物で自分の番で立ち上がったがそのまま考え事に没頭。
部隊の裾でピアノを弾いていた担任の先生が大慌てで
「はてちゃん!はてちゃん!」と言いながら舞台に駆け上がってきたのを見て我に返った。
舞台が終わっても帰り際ずっと「どうして笑ったの?何が面白かったの?」と親に質問していた。
いまになってやっと、4、5歳の子どもがそろって丸まり、頭を抱えてじっとしているさまの微笑ましさがわかる。
/ありし日の子ども