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せきららこのことを語る

その作者は、面白いし信頼もしているんだけど、基本的に「生き方指南」色が強い時があって(作家の理想とする女性がいて、生き方があって、読者にそうなってほしいと願っているんだろうなとどうしても感じてしまう。それは作品で。でも、エッセイなんかで似たようなこと言ってたりするから、そうなんじゃないのかな)それが自分が好きなものを題材にしたものと組み合わさると、どうも苦手みたい。

作者が「わからない」と思ってないんだろう、というのが、苦手なのかも。それは単純な知識の話じゃなくて。わからないままにしてくれない。あー、言いきっちゃうの?それ、みたいな感じ。卑屈に言えば「教えてくれてる」感じ、がすごくある。世界にはこんな素敵なものがあってね、って、フィギュアスケートを教えてくれてる感じ。知ってるよ!みたいな。

取材を重ねて、知識も入れて、見聞を深め、広く深く理解して、その上で、でも、わからない、って云うのは「あそび」なんだと思うけどそれがないのかなー。