「本気」がバカにされる様子は、とても哀しい。それが、どんな事であっても、どんな「本気」であっても。そこには一定の哀しさがある。「本気」が狂っていれば狂っているほど、バカにするしかなくなって、結果的にバカにしていい物になって、そこにどんどんひずみが生まれて。
さらに、狂った本気は誰も相手に出来ないから、狂った本気を相手にしようとした人が今度は、狂った本気に向けらていた狂気を受け止める事になったりする。
ラストフラワーズの1幕の最後で、私はとにかく涙が止まらなかったんだけど、それは、そういう気持ちだったからだ。