マッサン に、留学費用を返せ、会社を辞めろ、エリーと別れろ、そのいずれも要求する事は理不尽に決まってるし、会社的にも社長的にも美味しくないからなしに決まってるよ。それでも、ゆうこだって同様に理不尽な思いをしていているわけだから、ああいう要求をする権利くらい、あると思う。
あると思う、というだけで、優子の要求をマッサンがのむべきかどうかって言うのはまるで別の話…。(飲む必要性はないと思う)
留学費用を返すとも言わないのかっていうのは、彼女のやろうとしてる「痛み分け」の片棒すらかつがないのか、って事。実際それを、優子がして欲しいかは別にして。
だって、この件で優子が「0」になることはないんだよ。マッサンには、エリーも、ウィスキー作りもある。この件でどちらか失う事になったとしても、どちらかは残る。(っていうか優子の提案はどちらも残してるじゃん)でも、優子の二年間と、婚約破棄という事実がプラスに転じることはない。
理不尽のレベルが違うっつーんだよ。当事者の誰も悪く無いけれど、落とし所を見つけなきゃって話じゃん。その為の提案を優子はしてるのにそれに理不尽だと食ってかかるマッサンは、自分の権利ばっかりか、と思うし理不尽でもなんでも権利の一つでも捨てるそぶりくらい見せれば、という感想。