恋人だろうと夫婦だろうと，それぞれにそれぞれの関係はあるに決まってるし，世界だってある。そこに、異性の親友がいることだってある。亜貴子と悠太郎の関係は二人だけのもので，それはもうどうしようもない…あれ？この構図，どっかで見たよ？賢明な皆さんはもうお分かりですね。源太と，めいちゃんの関係です。
あの時，悠太郎、どうしたっけ。傷つく自分の気持ちをめい子はわかってない，といじけ、あげく，当時唯一の味方であった商店街ももう行くな，といいましたよね。あれ、最終的に「嫉妬するから辞めて」って悠太郎が言えて，嫉妬や正論ではどうしようもない「気持ち」を、め以子がうけとめてくれたから、解決したんじゃなかったっけ。

悠太郎が、そういうことをしてるようには思えないし，悠太郎に言ってもわからないから，周りはめ以子を抑えれば何とかなる，と思ってるんじゃない？それってさあ、それって、抑えられる方は，とんでもなくしんどいことだよー。

め以子が、自分の気持ちの問題も，家族の問題も，あぶり出していく態度は，決して正しい事ばかりじゃないけれど，それでも、問題の被害に合ってる人、を明るく照らす。
問題はそこにあるのに、誰かが口をつぐむ事で，周りからは「回ってるように見える」事は沢山あるんだよねー。