ですねー。売り言葉に買い言葉とはいえ
「この世で1人の理解者をとったのはあんたや」まで言ってるわけで
本心がどこにあるにしろ、あれが粉掛けてないのだとしたら、
世界は大分平和だなあ、という気がします。
もちろん、悠太郎を信頼できていれば、きっとそういう「誤解」も産まれないんでしょうけれど、信頼関係って日々の生活の中で築くものだし(それが築けてない、というのが映し出される日常にちりばめられてるって言うのも上手いよね)
生きていれば「嫉妬」もすれば、保身の為に嘘も尽くし,ごまかすし、相手を憎く思う事もあるし,ダメだとわかってても傷つける一言を口にしてしまう,それもまた、人間と言うわけで…そうやって引き起こされる事って,大抵外側から見たら,「茶番」ですねえ…。
でも私、その茶番を愛してるわ!
このドラマは、亜貴子の寂しさ、悠太郎の率直さ(ガキだけど、嘘の付けないまっすぐな人であることはよくわかった)そして、め以子の、悠太郎はもちろん,亜貴子も、二人の関係すら尊重し、大事にしようという育ちの良さ、が、彼らの生い立ちから照らし合わせて、説得力を持って描かれていると思うので,茶番は茶番でもかなり上質な茶番だなあ,と思います。