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せきららこのことを語る

アシュリーとユリアの得点について,自分の為のメモ。

ところで、GOEって、上下カットの平均値,で何をかけるんだっけ…。
後ね,私、あの匿名性、の意味が分からんのだけど。今も,プロトコルってジャッジナンバーと順番の並び替えってされてるんだっけ。でも、試合会場ってちゃんと、ジャッジ紹介して,名前も出るよね。試合ごとにサイトにも出てる。
アシュリーは匿名性がどうって言ってるけど,アシュリーのプロトコル,この人だけひたすらアシュリーに厳しい,って言う人も,優しいって人もいないよね…。ユリアも,そんなに人によって違う,って感じ,しないし。(そもそも、1人だけやたら高い人,とか低い人とかはさくっと切られるわけで…)

実施予定要素の基礎点はアシュリーが57.79点。ユリアが,59.57点

ジャンプのアンダーがそれぞれ1個ずつ。
(ユリアの減点が-1.8、アシュリーが-1.7。アシュリーのは,連続ジャンプの二つ目)
エッジエラーが1つ。
(アシュリーの減点が2点。ユリアの減点が-0.3点。これは、ユリアのエッジエラーが付いたジャンプが連続ジャンプの一つ目だからって言うのもあるかな。同じジャンプ、3lzをやっぱり連続ジャンプで跳ぶんだけど,こっちには付いてないから,軽微の,と言う事もあるかな。まあ、前から,彼女のルッツはつけられるかつけられないか微妙な所,とは言われてたよね)
ユリアに転倒が一つ。(-1点。更に,実施したジャンプから、無条件に-3引かれています)

ジャンプの回転不足、スピンやステップのレベル認定に関しては,三人のテクニカルスペシャリストによって決められる。
彼らは,演技の質に関係なく,何のジャンプを,実施したか,回転は足りているか,エッジにエラーはないか,スピンのレベル,ステップのレベルを認定していく。
今回は,五輪の割には回転不足は辛めの印象。スピン,ステップのレベルとり,むずかしーーって感じ。でもこれ、選手全員にそうだから,まあ、フェアじゃん?(もしかしたら、スピンステップのレベルとり,これからむずかしーくなっていくんだろうか)

ユリアは決めたジャンプに関しては,質の加点がほぼ全て1点以上もらってる。(アシュリーは1点未満)
この質の加点は,細かく実施要件が設定されていて,その要件のうち,6個満たしたら3点,4個満たしたら2点,と言うように
つけるべき点数は予め決められている。満たしたかどうか,はジャッジの判断。最低点と最高得点はカットされて,平均値を計算して減加点…あと、それになにか、かけるんだっけ。0.8?なんだっけ。

正直、アシュリーの最後の3-2-2に関しては,GOEマイナスの意味がちょっと分かんない。でも、ほとんどのジャッジが-2、-1をつけてるし,何かあったんだろう,とは思う。(ジャッジは,なんでこうだったの?って説明を求められます)
転倒に関しては,ユリアはちゃんと1点引かれているし、実施予定だった3Sに全てのジャッジが-3をつけてる。(転倒は無条件に質から-3)ユリアがやった失敗に,きちんと減点はされてるよ。

スピンに関しては,ユリアの評価が高い。これはもう、前評判通りだし,スピンのレベルもきちんと取れるし,質の評価も高い。スピンだけで,2A分くらい稼いでる。フィギュアスケートは,ジャンプだけの競技じゃなくて,他の要素もとても大事だし,そう言う所の積み重ねで点数が出るってだけ。

更に,そうやって質の高いプログラムをやってれば,PCSも評価されるってだけ。

演技をみて,プロトコルをみて、私は,そう言う理解をしました。
ジャッジシステムだって人間が作ったものだし,
ジャッジだって人間なんだし,不備もミスもそりゃあろうて。
でも、試合の度にジャッジはミーティングして,点数の説明を求められるって言うし,選手や競技のレベルに合わせて,毎年少しずつ変更を加えてる。例えば,そう言う事をしてるってわかってるだけでも,得点の受け取りかたって随分違ったりするんじゃないかな。そうでもないのかな。

アシュリーの例の言葉に関しては,どこまでどういったかしらないけれど、選手はぽろっとそう言う事言う事あるし,かといって、じゃあ,彼らが競技に対してわかってない,理解しないまま続けていくかどうかは別の話だと思う。彼らには,その機会があるし。

ていうか,本当に周知してほしい。フィギュアスケートはジャンプだけの競技じゃないし,転倒も回転不足も,アンダーも大きなミスなの。
特に回転不足は,「回転不足でおりて来て無理矢理回ろうとすると危険だから」厳しくとられている,という側面もあって,見た目クリーンでもとらなきゃ行けないミスなんだよ。それは、トップ選手の為だけじゃなくて,習得中の選手の為に,必要なルールなんだと思う。