あっ。でも、裸のアスリート、一カ所泣いたところあって。12歳位の浅田真央に対して山田満智子コーチが「真央ちゃんはとにかく良い子。練習をたくさんするんだけど、でも、良い子すぎちゃうのかな、試合になると弱い」って言うシーンがあったんだよね。
あの、満智子節の「天使みたい♡」「良い子♡」とは一線を画す「良い子」の使い方で。(そして、私はそこに、ああ、満智子も先生やで、とおもいました)完全に良いこってそれ、良い意味で使ってないよね、っていう。
でもそれを聞きながら、ああ、浅田真央はやっぱり本質的に自分に自信がなかったんだなあ、自分を信用してなかったんだなあ、とおもったりちまちた。私の、感想ですけどね。
なんとなく、見え隠れする頑な様子とか、マイペースっぽいけど楽そうじゃない感じ、とかいろいろ背負ってそうな感じは、これだったのかもなあ、とか。
いつまでたっても、なぜにあげにジャンプにこだわるのか、ジャンプだけが自分の強みであるかのように語るのか、ジャンプが抜きん出ていいってわけじゃないってこと、プロトコル見ればわかるのに、だとか、そゆとこ、ほんとーにわかんなかったんですよ。3Aは自分しか飛べないってところにこだわりがあるのかな、とは思ってたけど、それにしたって、ねえ、つって。
私、ハイク初めて3年くらい経つんじゃないかと思いますが、何度書いたかわからないっすよ
真央の強みはじゃんぷじゃねええええっっつって。
まあ、それも、ここ二年くらい、あ、緩んできたって思ったりしてはいたんですけれど。
でも、自分が、自信を持って試合に挑めるきっかけになったのは、試合で勝てる、と思えるようになったのが、高難度ジャンプ、にあったんだとしたら、それは、私の方も、ようやくすとんと腑に落ちたんです。
そういやあ、ジュニアの頃に「真央はヨナよりすべてが劣ってる」とか言ってるんですよね…
発言とか聞いてると、薄々感じる事はあったんだけど、彼女の劣等感、もしかしたら半端なかったのかもしれないなって。何となく、頑固でマイペースな求道者、みたいなイメージで煙に巻かれちゃってるけど。